marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(804回) (その2)大江健三郎という作家が創作で実験してくれたが故に

2021-02-16 07:51:01 | 小説
 
世界のベストセラーを読む(626回) (その7)作家 大江健三郎の小説のこと<まだ続いている>

 (写真の本については次回)◆批判めいたことを書く訳ではないけれど、僕が大江に惹かれる理由は、故郷の四国の山奥の村、自分の故郷への回帰がよく書かれること、それからで起こる一揆。......
 

◆gooさんからの昨年のブログの連絡に、次回に掲載する627回まで立て続けに書いていました。ブログの最後は、いつも抹香臭いことで終わっていますが、僕が求めるそのことについても彼への創作実験へのことに関連すると思いますので見解を述べてみたいと思います。


世界のベストセラーを読む(803回) 大江健三郎という作家が創作で実験してくれたが故に

2021-02-16 07:18:32 | 小説
 
世界のベストセラーを読む(625回) (その6)作家 大江健三郎のこと・・・「罪」の系譜

 ◆遠い昔のことだから、それも時代だったのかと思いにふけるか・・・いや、いや、「人という生き物はいかなる者か」を進化的に考えるには無くてはならないプロセスというものを、人と言う生き......
 

◆人には思い起こす周期があるのか、1年前にも大江健三郎という作家の事を書いていたのかな、とgooさんのメールで知る。何故かブログに続けて書いている。作品というものは公表された時点ですでに過去のものになるわけだが、しかし、作品として読もうと思えば、読む僕らが変わって行かなければいけないと思うし、全くノーベル文学賞を採った作家なんだってと未来の若者達が読むとすれば、どのように読むか、まったく作品にするに際して思考実験をしていた作家なのだというようなことを考えるかもしれない。だから、それだからこそというか、これからの時代に、どのような世代に、どのように読まれるのかということは関心のあるところです。彼自身が書いている。「四章  詩人達に導かれて」『・・・読書には時期がある。』と。(p74)・・・続く