いよいよ20年ぶりの国際観艦式、観艦式としても7年ぶりに執り行われました。
今回は一般招待客は無しで配信のみの公開となりましたがまぁ有りでもどうせそんなプラチナチケット当たらないし……
配信を見て感じた事は……
岸田さんって「最高指揮官としての器が感じられないな」という点でした。
その点安倍さんはピシッとすべき時と柔らかくあるべき時のメリハリがきっちりついた方だったなと。
この国際観艦式とそれに付随したイベントであるFLEET WEEKもぼくは艦艇公開初日となった木更津に行ったのみで、横須賀も横浜にも東京すら行けずに終わってしまいました。
実を言うと体調をめっちゃ崩してしまいここ数日フルーツグラノーラで生き永らえている状態だったのです。
やっとなんとか外出できるまでに回復はしたので、明日にでも横須賀に行けばまだ日本に残ってる海外艦艇を見れるかもとは思いはするけど、迷惑をかけた家族の手前まだ治りきっていないのに横須賀行ってくるわーというのも……
という事で、楽しみにしていたFLEET WEEKもぼくにとっては1イベントの参加のみで終了です。
FLEET WEEKに合わせた……わけではないでしょうが他の秋アニメから1カ月遅れて艦これアニメの新シリーズが始まりました。
「艦これ いつかあの海で」
第1話を見た感想としては非常に良くできている。
よく出来ていて……胸が苦しい……辛い……
というものでした。
何かモチーフがあるジャンルや擬人化物は何も知らなくても楽しめるけれどその元ネタを知っていればもっと楽しめるという作品が増えてきました。
ウマ娘(特に2期)がその代表格となるでしょうか。
ほぼ史実になぞらえてストーリーが展開されていったウマ娘2期。
結果がわかっていながらそれでもファンは感動したのです。
艦これの新シリーズはまず悲壮感ある重い空気感で始まりました。
色彩の彩度も抑え気味で、陰影もその境目にぼかしを入れてパキッとエッジが立つことを避けている。
そして既に残存戦力が少ないことが示唆されています。
タイトルロゴを見ると「Kan Colle 1944」
確かに1944年となれば損耗が激しいのも納得がいきます。
艦これアニメ1期はおちゃらけたネタに走りがちでしかも駆逐艦「吹雪」を戦艦や空母を擁する艦隊の旗艦に任命すると言うのがあまりにあり得なすぎて見る気を大きく削がれた物です。
確かに未熟な主人公が周りに支えられながら主力と成長していく展開はスポ根物では定番ではありますが流石にこれは……
劇場版はうってかわってシリアスムードでストーリーも良かったのですが、どうにも艦種ごとの役割なんて関係無しの個人プレイに走ってばかりで艦隊機動というものが全く描かれていませんでした。
そして今回の新シリーズでは。
主人公を駆逐艦「時雨」とし、旗艦の戦艦「山城」以下戦艦「扶桑」、軽巡洋艦「最上」、駆逐艦「山雲」「満潮」「朝雲」と、明確に艦隊というものを描いています。
この7隻による艦隊が第1話ラストで進出先のブルネイを抜錨し、第2話でスリガオ海峡に突入するらしいのです。
もう、すでにこれで(史実を知っている)ファンは心を抉られてしまうのです。
まさか、史実通りにするつもりなのか?
だって実際に歴史になぞられえるならこれはレイテ沖海戦であり、スリガオ海峡では……
とてもゆったりと描かれていた第1話。
全8話というシリーズの短さからレイテ沖海戦のみを描くことが想像できます。
そしてその中でも「時雨」を主人公とした意味。
もうこの先の事を考えるだけでツラい。
史実通りなら主隊である栗田艦隊と連携が取れず単独で60隻以上の艦艇が待ち構えるスリガオ海峡に突入した山城率いる7隻っきりの艦隊は…………
ただ救いがあるとすれば敵は米・豪軍ではなく深海棲艦という謎の存在であること。
その根本が史実とは違うのです。
ウマ娘のように史実を尊重したストーリーで見てみたい。
でもそうした場合(ウマ娘も予後不良をどう扱うかがあるにしても)絶望的な結果しか待っていない。
第1期とは別の意味でこれ、楽しめるかなぁー
史実通りにならぼくの推しの阿賀野さんと那珂ちゃんは出てこないってことですね。
この頃にはもう両艦とも沈んでいますから(涙)