長野県の松本駅から上高地への入り口となる新島々駅までを14駅路線延長14.4kmで結ぶアルピコ交通上高地線。
路線はこの1線だけであり支線も無いので、京王電鉄から譲渡された元井の頭線の3000系が4編成のみで営業していました。
距離も短く1時間に1〜2本と薄いダイヤとはいってもそろそろ老朽化が著しく新型車両の20100系へと置き換えが進んでいます。
まぁ、この20100系も東武鉄道の東京メトロ日比谷線直通専用車両20000系から改造されたお古なのですが。
見た目はというと地下鉄に乗り入れないので前面貫通扉は必要では無く、顔のデザインがまるっきり変わり清潔感のある都会的な車両となった気がします。
そして気になるのは上高地線イメージキャラクターである渕東なぎささん(cv.新田恵海さん)がペイントされた「なぎさTRAIN」は20100系になっても継続されるのかという事です。
小規模なローカル線なのでたったの4編成でも一気に置き換わる事はなく年に1編成というゆっくりペースで置き変わっているのですが、ついに来年春になぎさTRAINである第3編成が廃車となり、この12月から休車となる事が発表されたのです。
と、同時にこんなアナウンスがありました。
(アルピコ交通上高地線公式HPより引用)
なぎさTRAIN継続予定!
でも、コロナ禍や台風被害(奈良井川を渡る橋脚が歪んでしまい復旧に1年以上かかった)からの減収が大きく地方鉄道一社だけではラッピング費用の全部は賄えない。
だからみんなのチカラを貸して欲しい!!
と、クラウドファウンディングが立ち上がったのです。
目標額は400万円。
2年前に新車導入の報が出てからずっと事あるごとにSNSで「なぎさTRAIN継続希望!」と言い続けていたのでこのクラファンに参加することは自分にとっては義務なのです。
(2代目なぎさTRAINクラファンHPより引用)
とはいっても10000円ぽっち。
されど平均的なサラリーマンにとっては結構決断がいる10000円。
たった2枚しか(前後で1枚づつ)無い試運転ヘッドマークがお返しで貰える15万円コースが開始早々完売となり、貸切撮影会や試運転乗車などの特典が付いた高額コースの売れ行きも好調で、
(アルピコ交通上高地線公式Xより引用)
受付期間の半分ほどで100%を達成。
(2代目なぎさTRAINクラファン公式HPより引用)
まだ1月近くあるのですが更に伸びていきそうで、これならなぎさTRAIN継続は安心して見守っていけそうです。
やっぱ鉄オタの財力はスゲーや。
(なんでかはここでは語らないけど)
で、出資したからには意見も言っていきますよ。
むしろ声を上げるためにお金を出したような物ですから。
新田恵海さんのなぎささん車内アナウンスも継続、そして登山シーズンでの快速だけで無くなぎさTRAINの運用全てで流して欲しい!
観光案内等は無く停車駅アナウンスだけのシンプルなバージョンも録音して、通常運用列車でも使って欲しいのです。
それと、なぎさTRAIN車両が充当される列車がどれなのか前もって分かる(できれば1カ月まとめたカレンダー)ようにして欲しい。
せっかく出資したのですから、走り出したら見に行きたい乗りたいもなるのは当然ですが、行ったのにその日は休車日となったら悲しすぎます。
というより賭けとなり、なかなか行く決心が付き辛いのです。
他社のコラボ列車はその運用が公式HPで発表されている事が多いので、ぜひアルピコ交通上高地線でもやって欲しいのです。
そして新規録音された2代目なぎさTRAIN車内アナウンスのCDを初代に引き続き販売して欲しい。
欲を言えば上高地線イメージソングを作ってなぎささん(新田恵海さん)に歌ってもらうとかして欲しい。
お金が無いからこそのクラファンなので、カップリング曲はお金をかけず済む長野県歌「信濃の国(渕東なぎさver.)」が良いんじゃないかな。
幼い声で歌う「信濃の国(オコジョver.)」はあるので、新田さんが普通に歌う(音大声楽科出身のえみつんが本気を出したらそれはそれでなぎささんから離れてしまうので、あくまでフツーに素朴で会社の忘年会や地区のお祭りとかでいつも歌わされるちょっと歌が上手い女の子くらいの(設定長い))信濃の国を聴きたいです。