アオシマから「デロリアンDMC12」1/24スケールのプラモが発売されました。
ワーーーパチパチパチ
めでたい!
快挙です!!
アオシマさんよくやった!!!
…………と、何がそんなに嬉しいのかというとこれ、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したタイムマシン仕様ではなく、ノーマルのデロリアンなのです。
デロリアンのノーマル状態が国内メーカーから発売された記憶はぼくには無く、海外メーカー含めてプラモミニカートイとにかく出る商品全てがBTTFのタイムマシンなのです。
でも、ぼくはジウジアーロ大先生を(勝手に)師と仰いているのでとにかくBTTF抜きでデロリアンが大好きなのです。
御開帳ー
わーっ!
パーツ状態でもわかるジウジアーロ感。
ジウジアーロ大先生のカーデザインといえばパキパキの折り紙造形の印象が強いのですが、案外完全な直線は少なく、緩やかな曲線の繋げ方にエッジを効かせてパキパキに見せている事が多いのです。
だからテスラのサイバートラックを見てもジウジアーロ?とは全く思わないわけですよ。
ボディは白い。
うーーーーーん
塗装どーしょうかなー…………
デロリアンのボディはステンレスそのままで無塗装なので、いうならばキッチンのシンクそのままな質感なのです。
細かくヘアラインも入っているしぼくのスキルではうまく再現できる気がまったくしません。
でも、せっかく買ったのだから作りたい。
デロリアンは無塗装ゆえにカラーバリエーションが無いのですがネットで調べてみると個人が好き勝手に全塗装した車体も結構あるみたい。
でも、塗ったは良いけど「やるんじゃなかったー」となれば5000円弱が悲しく飛んでいちゃいます。
塗る前にカラーシミュレートしたい。
それならば……と、PS5を立ち上げます。
PS5のレースゲーム「グランツーリスモ7」ではデロリアンが収録されていて、それを手に入れれば塗装も変える事ができるのです。
これをカラーシミュレーターとして活用します。
何色からにしようかなー
まずは赤からかな。
カッコいいーっ!
車のカラーで赤は定番中の定番だけど、それだけに外せ無い候補となりますね。
次はゴールド。
シルバー一択なデロリアンだけど、3台だけアメックスが特に大事なお得意様向きに金メッキ仕上げの特別仕様で販売したそうです。
確か映画「ロッキー2」で見た記憶があります。
背景は京都ロームシアター。
金メッキ→管楽器→吹奏楽→響け!ユーフォニアム→京都ロームシアターという単純なイメージです。
「あれ、メッキじゃなくてラッカーなんだけどね」
「それってニジマスとトラウトの違いみたいなものでしょ」
次はブルー。
青系は特に都会的なイメージがよく合います。
でもデロリアンにあまり合わない気もする。
もう少し赤成分を減らした青なら……
やっぱりピンとこない。
いっそ白はどうだろう。
トヨタのスーパーホワイトIIをイメージした白に塗ってみると、
いすゞピアッツァきた!
ピアッツァだろこれ。
特にセミリトラクタブルを廃して角目4灯としたMC後の姿。
どちらもジウジアーロデザインなので当たり前と言えばそうなのだけれど、この圧倒的ピアッツァ感!
最後にきっとナシであろうグリーン系に塗ってみる。
それもブリティッシュグリーンのような深みがある緑では無くてもっと明るいカラーに調整してみらと、
なんだろ……
アリな気がする。
どう見てもヘンなのに。
今までで一番デロリアンっぽい気がするそこはかと。
背景は横須賀に停泊する護衛艦DDH183「いずも」のフライトデッキ上。
このGT7には世界中の名所街中と膨大な背景データが収録されているけれど、なぜか「いずも」の数が異様に多い。
まあ、空母化改修が始まる前の姿だけど。
フツーのクロームシルバーでも少し離れればなんら変わりなく見える。
でも、「再現できなかったのね」と思われるのはイヤだしなー
模型誌やネット上に製作記が上がるのを待つかな。
と、箱をそっと閉じる。
このまま「積みプラ」になる未来しか見えないけど……