なんかちょっと変わったヘリの音がするなーと最終コーナー方向の空を見てみると陸上自衛隊のV22オスプレイが飛んでいました。
オスプレイ、木更津駐屯地にいるわりには初めてみたな。
開発が難航して日本はおろかアメリカでの配備も遅れたけれど特異な機体だからかプラモではずいぶん前から商品化が盛んでした。
「海兵隊上陸セット」と銘打って小さなLCACやM1戦車などと1パッケージに纏められた物を買ったのは確か前にここ富士スピードウェイに来た頃だった気がします。
F3000(現スーパーフォーミュラ)の前座として国際F3が開催されていて、むしろぼくの興味は国内F3000より国際レースF3の方でした。
ジャック・ヴィルヌーブ、デビッド・クルサード、ミカ・サロなど今思えばそうそうたるメンバーで、友人のつてて貰ったパドックパスを使い若かりし彼らを撮った写真はどこにしまったか……
サポートレースの3つ目、KYOJO CUPが始まりました。
ぼくが応援するのは初音ミクさん号とハイスピ号の2チーム。
ずーっとこの2台は抜きつ抜かれつの激しいバトルを繰り広げいて撮影が捗ること捗ること。
女性だけで争われるこのカテゴリーはマシンも全車同じでエンジンもすべて同じなのでチーム力による大きな差が付きにくいレースです。
速度域はさほど高くは無く(Vitz用エンジンだけれどそれでも200㎞/hは超える!)スーパーフォーミュラの感覚で撮っているとホイールの回転も止まってしまうくらいではあるけれど、始まってしまえばその混戦っぷりが本当に面白かった。
上位から下位までそこかしこでバトルがあり、ストレートが国内最長の富士の特性もあって抜かれたマシンが1コーナー進入でまた抜き返すといったように近年のレースではありえないほどのオーバーテイクの宝庫で、このトップ争いすら毎周のように順位が変わっていました。
車は400万円で、夢を実現するには手が出ないわけでは無い額ではある。
勝つためには腕の良いメカニックと契約したり新しいタイヤも買ったりで年間数千万円はかかってしまうでしょうけれど。
3つのサポートレースも終わり、メインレースであるスーパーフォーミュラ第4戦がいよいよ始まります。
KYOJO CUPの間にピットで最終セッティング作業が行われていた各マシンの出陣です。
そういえば、これまで鈴鹿やもてぎでいくつものレースを見て来たけれどこうしてグランドスタンドで見るのは初めてだな。
今回はとにかく日差しを遮る屋根が欲しくてグラスタ席にしたけれど、いつもはグラスタ席のチケットは高いしすごいスピードでまっすぐ走って行くだけだからと避けていました。
でもレース前セレモニーやグリッド上で準備が見れてそれが余計に各スケジュールがぎゅっと詰まっていて退屈な時間がまったく無くとても楽しい。
ピットからの大きな出入口はここだけなので、グリッドに着いたマシンの最終的な調整をするメカニックたちで大渋滞w
グランドスタンド席楽しいな。
インギングが目の前なので撮りまくる。
主に美羽ちゃんを。
当然女の子も撮る。
娘が留守番で良かった……
隣で奥さんはどう思っているかは知らんけど。
む……胸の谷間がっ!
いや、ほんとグラスタ席楽しいな(邪)
前列左から3人目がJujuちゃん。
彼女が背が高い(166㎝)のもあるし、レーサーとジョッキーは背が高いのは不利というのもあって皆とあまり変わらない。
他チームのメカニックから「頑張って」と(多分)グータッチを求められそれに応じていたけれどなんかイヤそうな表情でした。
そりゃイヤだろう。
スタート前に集中したいのに他のことに煩わされるのは。
最下位グリッドな彼女はあきらかにそれを嫌ってすぐさまピットロードに移り後方まで歩いていました。
良くも悪くも注目されている選手だからこそではありますが、これには同情しますね。
頑張って!
頑張って!!
頑張って!!!
頑張って!!!!
フォーメーションラップが始まりました。
こんな猛暑で路面温度も高そうですが、各車左右に振ってタイヤを更に温めていますね。
各車スターティンググリッドにつきシグナルがブラックアウト。
スーパーフォーミュラ第4戦の本戦スタートです!
目の前の光景があっという間に変わりほんの数秒前には21台もいたマシンがいなくなります。
Jujuちゃんはやはりトップに比べると鋭いダッシュでは無かったけれど、まだ参戦初年度。
これからこれから。
ピットウォークで目線を貰ったのでKONDO RACINGのマシンも撮る。
マッチが監督をしているチームです。
マッチって日産べったりというイメージだけれどトヨタのエンジンで走っている。
スーパーフォーミュラは現状トヨタかホンダの2メーカーから選ぶしかないのですね。
一瞬前を抜いたけJuju選手だけどスタート/ゴールラインを過ぎてからのオーバーテイクで、次の周回ではまた抜かれていたので最下位脱出の記録は多分残らず。
その後、じりじりと前車から離されて行く。
(オタクレーサー)佐藤蓮選手がピットイン。
サトレンさんサインありがとー!
美羽ちゃん号インギングもピットイン。
最低1回のタイヤ交換が義務付けられていて、そのタイミングもチーム戦略のひとつ。
タイヤ交換にもたつき順位を下げてしまうチームも。
いやー、ほんとグラスタ面白いな。
各チームがどんどんタイヤ交換をすます中走り続け(記録上は)9位まで上がったJujuちゃんもようやくピットイン。
急げーっ!
早くっ!早くっ!
GO!GO!GO!
うん……
ミスは無かったけれどやはりトップチームに比べるとほんの一瞬以上にはタイムがかかったな。
無限ホンダのワークスチームは見るからに早い。
でも、これぞ団体競技だ。
Jujuちゃんだけでなくチームもがんばれ。
中嶋悟さんのチームとマッチのチームの争い。
ホンダエンジンvsトヨタエンジン。
PONOS NAKAJIMAの山本尚樹貴選手は1戦だけF1にも参戦した経験あり。
目も慣れてきて少しづつシャッター速度を落としていく。
成功率はまだ低いけれど、1/640までいけばスピード感も増し増しになります。
これも決まった!
いいよいいよーっ
…………と調子に乗ると
このざま…………
難しい…………
グランドスタンドの中でも第1コーナー寄りなので飛び込みから抜けていくまで見えます。
富士スピードウェイをトヨタが買い取り大改修する前まではピットの建物も低く裏のヘアピンまで見通せたんですけどね。
まぁおかげでスタンド席も綺麗で過ごし易くはなったからまぁ良いか。
(ピットに抜けるトンネルはエスカレーター付き!)
41周で争われるレースも最終周。
結局Jujuちゃんは最下位のまま。
それはまだ仕方ないけれど、各車タイム差はコンマ秒の中でJuju選手だけは前車から31秒も離されたゴールでした。
そこはもっと詰めていかないと順位を上げることはできない。
でもまぁ19位。
リタイアが2台いての21台中19位だけれど、完走できたのは当然良い事だ。
順位に絡まなく鍔迫り合いのデッドヒートが無いから接触も無かった……ともいえるけれど。
人差し指を突き上げフィニッシュ
トップの坪井選手はスーパーフォーミュラ参戦初の1位だそう。
しかも2時間前にはKYOJO CUPで奥様が優勝したのでW優勝の快挙となりました。
おめでとう!!
夜中に家を出て、早朝からずっとこの16時過ぎのゴールを待ち続けたわけですが、とても楽しかったな。
やっぱモータースポーツは面白いや。
スタート前ではセクスィーだったお嬢さんたちも浴衣に着替えて表彰台下へ。
初優勝にはっちゃけるスパークリングファイトで表彰台がある階上のバルコニーから浴衣にかけられたりしないのだろうか?
2時間前に先に表彰台のトップに立った奥様に迎えられ感動の抱擁にこっちまで目頭が熱くなります。
そして表彰台でのスパークリングファイト。
下に集まっているお嬢さんたちの浴衣大丈夫?
Jujuちゃんはせめてこのタワーのトップ10表示にのるようになって!
興奮冷めやらずのレース後のコースでアフターパーティーの準備が始まりました。
パドックパス持ちか3000円のチケットを買えばコース上で参加できるイベントで、全選手が来るほかハイスピの声優さん3人のトークも予定され、そのステージがグランドスタンドの目の前に組まれたのですが、後ろ髪を引かれながらサーキットを後にします。
”あのハンバーグ店”に早く行って、オーダーストップとならないうちに整理番号を取らねばならないのです。
続く
交通費、入場料でスカピンでしたから
でも良く行ったものだど回顧しています。
えーと過去の記事を探してみました。
https://blog.goo.ne.jp/sdtm-2/s/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4/3
https://blog.goo.ne.jp/sdtm-2/s/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4/4
https://blog.goo.ne.jp/sdtm-2/s/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4/6
是非、探してBLOG記事にアップしてほしいなぁ
当時の写真は簡単には見つかりそうに無いのですが、そのレースでは特に海外勢に度肝を抜かされた事を覚えています。
富士のストレートはF3にはあまりに長く、ウイングのプレートをベタベタに寝かせてコーナーでのダウンフォースを得るよりもストレートの抵抗減を重視したセッティングだったのですが、海外選手の多くはウイングプレートそのものが取っ払われていて無かったのですよ。
その常識にとらわれない走り方は驚きましたよ。