大雨のその後

わさび田、ギリギリセーフでした。
週末、降り続けた雨。
わさび田の横を流れる川沿いの崖が大きく崩れ、川の形が変わっていました。
なぎ倒され、押し流された倒木、土砂がモノレールのレールに迫り、巻きこまれる寸前。
次の雨に備えて、川の流れのスペース確保のため、倒木を片付けなければ…。



この度の大雨により被害にあわれた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。
車で2時間ほどの熱海の惨状は他人事でなく胸がつまるものがあり…。
荒れた川沿いを上がり、本日もわさびの収穫。
普段通りの生活を送れることが申し訳ない。
日常生活は当たり前でない。改めてそんなことを感じています。

　　　　　　　　　　　　　　　母ちゃん

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2020年 年の瀬

師走も半ば、伊豆の山奥も冷たい風が吹く頃となりました。
様々なことがあった2020年、変わることなく成長するわさびにパワーをもらう日々でした。
また、春の緊急事態宣言の際には、多くの方にご注文をいただき、
本当にありがとうございました。





ご家庭用わさびの販売を再開いたしました。
詳細はH.Pをご覧ください。
一日も早く、平穏な日常となりますように…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　母ちゃん
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バンビとうり坊とオオキンカメムシ…

台風前のわさび田の見廻りで、獣避けのワイヤーメッシュから
抜け出せなくなっている小鹿を見つけました。
まだ生まれて間もない小鹿。親ともはぐれ、前足も少し痛めている様子…。
わさび農家にとっては害獣ですが、無事に生き延びることを願って、水辺の近くに放しました…。



一方、その数日後、植え付けたばかりの苗がいたずらされたかの様に抜かれている、
と思ったら…、わさび田の脇でうり坊が息絶えていました。
こちらもまだ小さく可愛らしい姿で…。
そして山の麓のアブラギリの木々にオオキンカメムシの大群を発見。その衝撃的な美しさ…。





その昔、山々には美しい段々畑や雑木林が広がり、
炭焼きの煙が立ちのぼり、桃源郷のようだった…と聞きます。
森の生き物は豊富な草木や木の実や自然薯をたんと食べ、
動物と人間で自然の恵みを分け合い、共存していたのでしょう。
コロナ対処も大事。
でも地球の資源を大切にしながら生きていく道を探求することも忘れてはならない問題。
バンビとうり坊とわさびと生命…。
様々な点を繋げていく力を持ちたいと思わされます。

注・昆虫写真、苦手な方ごめんなさい💦

　　　　　　　　　　　　　　　　　　母ちゃん
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ほんもの？ にせもの？

この季節に注文が増える、お蕎麦屋さんの小わさび。
と、このなかにひとつ、"わさび"でないものがあります。
さて、どこだ？

答えはこちら！！　



友人が以前、ガチャガチャで取ったよ～と送ってくれた"わさびキーホルダー"。
とっても精巧にできていて、わが家の子どもたちも見分けられなかった…。
と、改めて見とれる。わさびの色、形、螺旋状のこぶ…、美しく絶妙。
自然美の奥深さよ…。



清流でしか育たない気難しさが、また憎いところです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　母ちゃん
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種子採りの季節

今、正にわさびの種子の採りどき🍀　
昨夏の台風で、種子採り場を失ってしまったので、それこそ必死です…
わさび田のなかに分け入り、鞘がついた長い軸のまま採る。
わさびを傷つけないよう抜き足差し足、這いつくばるように…。
体が悲鳴をあげる作業です…







それでも次に繋げてゆける安堵。
家族が待ち構えていてくれる喜び。ありがたいことです…。
明日から長女と次男は学校開始。大事な助っ人を失います…😂

　　　　　　　　　　　　　　　　　　母ちゃん
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温かいエール

「この状況下で、どうされているか心配で…」
先日、連絡をくださった、エッセイストの平松洋子さん。
4年前の取材以来、気にかけていただき…。
今週発売の『週刊文春』に、わさびについて書いてくださいました。

山奥のわさび田まで息も切らさずに登り、
凍えるような寒さの中、何時間も収穫作業に付き合っていただいたこと。
一緒に食べたデッキランチは春の山菜づくし、満開の桜を見上げながら "とりわさ" を頬張ったこと…。
じんわりと温かなお人柄と思い出がよみがえります。



力強いエールをありがとうございます。
今朝の朝さんぽは下田港。元気に始動しております。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　母ちゃん
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お礼、申し上げます

週末のわさび家庭用のフォームUPより、多くの方々にご注文いただいております。
本当にありがとうございます。
順次送らせていただいておりますので、しばらくお待ちください。

それぞれの方々が様々な思いを抱きながら、今を戦っている。
日本国内だけでなく世界全体が、
一日も早く平穏な日常を取り戻せることを心から願っています。

山奥のわさび田から下流へと、滔々と清らかな水が流れゆく村。
日に日に緑が濃くなり、山は初夏へと向かっています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　母ちゃん
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ご家庭用わさび 用意しております

わさび田の畳替えを終えました。
たった一枚ではありますが、進んでいます…

緊急事態宣言が全国に発令され、わさびを購入していただいていたお店は軒並み休業へ。
本当に長年、お付き合いしてくださっているお店が多く、
わさびの生育や天候、災害をいつも気遣ってくださり…
胸が締め付けられる思いです…
どうかまた、無事に再開、そして繋がりが持てますように…。

HPにご家庭でも使いやすい、少量のわさび注文フォームを加えました。
自然のパワーに溢れたわさびが、ご家庭でお役に立てれば幸いです。
是非、ご覧ください。

まるとうわさび　
http://www.marutou-wasabi.com/

こつこつ、こつこつ…

久しぶりの沢。車が行けない山の奥、台風被害そのまま時が過ぎて、半年…。

さぁ、また次のスタート。
どこまでできるかは分からないけれど、できることをひとつずつ重ねるのみ。
「あきらめ」と言う言葉が頭をかすめつつ、また動き出せるのは、
「わさび」という生命のあるものから力を分けてもらっているからかもしれない。









草木が芽吹き、ヤマザクラも咲き始めました。心地よい季節到来です。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　母ちゃん
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あれから…

あれから5ヵ月…。
流れ込んだ大量の土砂を取り除き、わさび田の石積と沢の修繕に入り、
ようやくわさび田の形が見えてきました。

待ち焦がれた職人さんは、土木作業も自然の石の石積も、ショベルカーも左官仕事も、
そして今どきのGPSやスマホも使いこなす、オン年70歳超え！　
格好よくて、しびれました～








ここからまた再スタート。
ゆっくりですが、進んでいます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　母ちゃん
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