誕生プレゼント

今日は息子の4回目の誕生日です。
まだまだ母ちゃんにベッタリの甘えん坊ですが
時々少年っぽさも感じられるようになりました。

「プレゼントなにがいい？」と聞くと
「逆上がりを練習する鉄棒がほしい！」と
この猛暑の中　鉄棒作りか～と思いながらも
アイディアを考えていました。



そして完成したのは鉄棒、砂場、ブランコを
兼ねたもです。
欲張りな性格が出てしまいました。

母ちゃんからは父ちゃんとお揃いの手作りフンドシ。
わさびの葉を煮出し色柄をつけた”わさび染め”にする予定が
なかなか色が出ず失敗。黄ばんだフンドシになってしまいました。



おじぃ、おばぁからは絵本作家の鈴木まもるさんが
描いた”ぼくのまちに電車がきた”という絵本。
ちょうど私が生まれたとき、伊豆の東海岸を走る伊豆急が
開通しました。
その時の様子と今を比較でき、子どもだけでなく大人が見ても
面白いです。
驚いたのは着工から開通までわずか2年しかかかってないこと
今のように性能がいい建設機械や設備があったわけでもなく
しかも伊豆は山あり谷あり、海ありで難所だらけのはず。
すごい事だと思いました。
開通によって下田と東京が直結され伊豆の経済も文化も
大きく変化していきました。
まさに”昭和の黒船”でした。
日本全体がものすごい勢いで発展した時代だったのですね。



裏表紙には稲梓駅鉄橋を通過するリゾート21。
まるで銀河鉄道のようです。
　　
少しづつ成長するわが子を見ながら、うれしい反面
ずっとこのままでいてくれと思ったりもします。

　　　　　　　　　　　　　　　　父ちゃん

笑う蛾

家の玄関にタマムシがやってきました。
子供の頃にはよく捕ったものですが、
その後あまり見かけなくなりました。
しかし昨年くらいから夏になると時々目にすることが
多くなりました。
あらためて見てみると体中が光沢のある緑やピンク
裏返してみると足の先までも光っている。
生き物というより金属的で、まるでブリキのおもちゃのようにも
見えます。
写真を撮ろうと思ったのですが逃げられてしまい残念。

夜になると家の中にいろんな虫が飛び込んできます。
壁に留まった蛾を見て思わず笑ってしまいました。
蛾が笑ってたからです。
ヒゲをはやしたおじさんがニコって笑ってるように見えるでしょ。

小さな昆虫たちもよく見るとそれぞれいろんな形や模様があって
実に面白いです。
それぞれの形や模様にはみんな意味があるのですから
なおさら自然は面白いです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　父ちゃん

昔の硝子

わが家は築70年。古民家と言えるかわかりませんが
夏は風がよくとおり涼しいです。
おじぃが子どもの頃、亡くなった大じぃさんが建てました。
カイコを飼っていたので座敷の天井は高く、床下には
部屋を暖めるため炭を置くところもあります。
昔はカイコが家計を支える収入源。一番大事にされたそうです。
天井まで積み上がったカイコ棚の下に家族は寝たそうです。



普段は感じていなかったのですが、家のあちこち見ると
なかなか趣のあるものを発見します。
その一つが玄関戸や障子の中にはめられたガラスです。
葉の模様がついた味わいのあるガラス。
でも何枚かは割れてしまい、違った味気ない模様のガラスが
はめられています。
同じガラスで統一しようと、あちこちガラス屋さんをまわりましたが
どこに行っても要領を得ませんでした。
いろいろ調べてみたら”結霜ガラス”だと判明しました。
大正や昭和初期の建物に多く使われてたものらしいです。
葉のように見える模様は摺りガラスを作る行程でニカワを塗り
それが乾くとき表面がはじけ霜の結晶のような模様になるそうです。
乾く速さによって模様が変わるため同じものは2つとないそうです。
現在では需要がない為どこも作ってないとの事、諦めました。



古き良き日本の文化は確実に少なくなっています。
物だけでなく、食も、いろんな教えやモラルも、、、
日本らしさをもっともっと大切にしていきたいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　父ちゃん