週末は次男の入寮・入学式でした。
先月半ばの夫の入院、長女の引越し、義父母の介護、
怒涛の日々を越えて何とかたどり着けました。
子どもたちに手の込んだ料理も作ってあげたかったし、
外食もしたかったし、旅行も行きたかった…。
何もしてあげられないまま、いや逆に山盛りの家事をこなす春休みが申し訳なく…。
長女の大学の入学式に駆けつけようと試みるも、
「来ないでいいよ。私は大丈夫だから、母ちゃんが倒れないように」と言われ、
次男も「わが家、こんなもんっしょ」と。
長男に至ってはフル稼働でアッシー君(きゃー死語ですね😆)
動揺する素振り微塵もなく普段通り、その姿にどれだけ救われたことか…。
入寮当日、寮に着くなりたくさんの先輩に歓迎を受け、
翌日にはサッカー部の入部も決め、「色々やりたいことあるから行くね」と別れ際もあっさり。
涼しい顔して巣立って行きました。
とにかく明るくてやんちゃで天然で、そして優しくて…。
彼の作るパスタはもう母を越えていて、しばらく作ってもらえないのだなぁと悲しくはあるけれど、
自分で決めた道、とことんやりきってほしい。
伊豆とはまた違う豊かな自然の中で過ごす四季はどんなだろう…。
寂しいとか、切ないという感情を越えて、ただただほっとしています…。
そして巣立ちの日は結婚記念日でした。
杖ついても、話できなくても来てほしい、との次男の願いに男泣きの父ちゃん。
外泊の許可をいただき、一緒に見届けることができました。
夫婦2人で再出発の春のはずが、まだしばらく離れ離れ、
家族5人、それぞれの場所で暮らすこととなりそうです。
生命力溢れる春の景色が美しく、儚くて切ない。
こんな春も夫婦の1ページ、家族の大切な思い出として心に刻もうと思います。
母ちゃん