~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

伊豆新聞に登場

2012年03月16日 04時10分09秒 | 里山


先月の縁側カフェの日、地元の新聞社「伊豆新聞」の取材を受け、
先週、掲載されました。
「新いず物語・山村に癒し空間」とのタイトルで一面トップ記事…。
地元では多くの家庭が取っている新聞とあって、
いろいろな方に声を掛けていただきました。
ありがたい事です。

2008年5月より約4年、大きな宣伝もせずこぢんまり続けてきた縁側カフェ。
これからも変らず、マイペースで歩んでいきます。

日常から離れてのんびりひと息いれてみたり、自然の中で体を休めてみたり、
ちょっとした散策を楽しんでみたり…。
訪れる方もマイペースに過ごせる、”田舎”になれたらいいなぁと思っています。



そしてこの春より「山里遊びの日」を開くことにしました。
広い広場と雑木林が広がり、ターザンロープが数本あるだけの山ですが、
子ども達は解き放たれたように駆け、遊びを見つけていきます。
山の探検をしたり、倒木を”海賊船”に見立てて航海を始めたり、
「落とし穴を作ろう!」とひたすら穴を掘り続けたり…。
そうして夕方、泥だらけになった子ども達が山から下りてきます。
満ち足りた笑みを浮かべながら…。



「遊び」は子どもにとって大事。
小さなケガやケンカをすることも大事。
仲間で遊ぶ事も大事。
くたくたになるまで遊びきる事も大事。
子どもはもっともっと自由に遊ぶべきだ、と思います。

地域や年齢は問いません。
ルールはひとつ。「ケガと弁当は自分持ち」。



大地を踏みしめ、野山で駆け回る子ども達。
いつかたくましく自分の人生を力強く切り開いていく…。
そんな未来を思い描きながら、
小さな歩みを始めたいと思っています。
                     母ちゃん
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焚き火スペース、完成!

2012年03月05日 13時30分34秒 | 里山


冬の仕事の記録をひとつ…。
わが家のデッキ横にあった鳥小屋を”焚き火スペース”に作り変えました。
「鳥小屋」と言っても「フクロウ」が住んでいたスペースは
四畳半ほどのゆったりとした広さ。
子どものフクロウ”ホウちゃん”がケガで弱り、亡くなってから7年程が経ちました。
ホウちゃんがいたのは3週間ほどと僅かでしたが、わが家にとって大切な存在でした。
そして今回、ついに小屋を解体する事にしたのです。

小屋を解体後、中央に大きな石を組んで焚き火をするスペースを作り、
それを囲む大きなベンチを据えました。通りから離れ、奥まった場所でありながら、
ベンチに座れば遠くの山々を望める絶好のロケーション。
縁側カフェの時にも、大活躍しそうです。



週末、完成したばかりの焚き火スペースにて、家族でささやかな完成祝い。



夜空の下、父ちゃんは竹筒で熱燗したお酒を傾けます。



子ども達は火遊びをしつつ、火の番をしてくれます。
「火って ちからがあるね…」と3歳の次男のつぶやき。
そう、火って温かくて、強くて、怖くて、すごい…。
子どもの神秘的な言葉が染み入る夜となりました。

わが家にできた新しいスペース。
どんなことが生み出されるか楽しみです。

                     母ちゃん
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