ドクターヘリ見学会に行って来ました。
2年前から運航されました。
伊豆には各地に総合病院がありますが、そこで対応できないときは
伊豆長岡にある順天堂静岡病院まで行くことになります。
息子もそこで命を救われ、今元気でいられるのもその病院のおかげです。
以前は救急車で1時間以上かかって天城越えをしなくてはならなかったですが
ドクターヘリではたったの12分で到着できます。
年間の出動回数は500回以上とのこと、驚きです。
今までに何人の尊い命が救われたことでしょう。
この小さな村でも2人がお世話になり、今も元気で生活してます。
下田、南伊豆方面に出動の時は、わが家の真上を飛行します。
猛スピードで、、、大風の吹く中でも機体を左右に揺らしながら
患者のもとに飛んで行く。
空を見上げながらいつも頭の下がる思いです。
このドクターヘリ、日本全国でたったの11機しか配備されていないそうです。
そのうち2機が静岡県で活躍しています。
日本は格差社会だと言われていますが、お金だけでなく医療面でも大きな
格差があるように思います。
医師、病院不足の為ちょっと風邪をひいて薬をもらいに行くだけでも
何時間もバスに揺られて一日掛かりで近隣の病院まで行くお年寄りがいる
地域があると聞いたことがあります。
無駄な道路、橋、箱ものなどに莫大なお金を掛けるなら、命を救うために
もっと使って欲しいものです。
この伊豆はそんな意味ではすごく恵まれた土地だと思います。
ここ稲梓には立派な診療所まであり、地域医療に情熱を注ぐ
若先生まで常駐してくれています。
コンビニも映画館もないこの村ですが、安心して生活できることが
どんなに幸せな事かと実感しました。
父ちゃん
ヘリに乗りこむスタッフのみなさんです。