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昨夜、古館の「報道ステーション」を見てたら、意外な報道に出会った。
これは橋下大阪市長のプライベート記事を載せた「週刊朝日」について会社の幹部3人が本人に直接謝罪したことを報じたものだった。
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これは時の「風雲児」(橋下に賛同し宣揚している訳じゃない!)橋下徹が被差別出身であることを暴いた佐野眞一というドキュメンタリー作家の記事を掲載した「週刊朝日」の出版元朝日新聞出版社の社長が更迭され、編集局長も停職降格処分がなされたことを伝えるのものであった。
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一般視聴者としてマスコミが自分の会社の報道について「自己批判」をし、当人に「謝罪」をし、これを自分のメディア=媒体を通じて報道したというのはこれまであまりなかったように思う。
他社他局のミスは激しく論うけれども自分のところの過ちには口を閉ざし「知らん顔」・・・
しかし、今回の記事は新聞・週刊誌という情報伝達の重い役割をもった媒体の社会的使命・責任、そして報道の姿勢が如実に現れる題材であって、社会的に民主と正義、公正と信義、倫理をベースにした自由の尊重を守るべきランドマークの役割を持っているはず。これが堂々と個人のプライバシーを暴き、人権を傷つけるような記事を書いた。
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この記事の中の「橋下(はしもと)」のことを「はしした」と書いたことは書いた佐野の品性を疑う。卑劣で信義に悖る行為と思う
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これを書いた佐野の声明もインタビューもこれまで出ていない。作家には重い責任がある。文章を書いて公にするという行為は世間から逃げられない場所に身を置く覚悟がある筈。書いた表現は自分を離れ、読んだ他者の物になる。そして読者がどういう印象を受けようとすべて作者は責任を取る必要がある。
要は逃げられないのだ。
読売新聞が角田美代子の写真を謝って報道したことも最近では物議を醸した。
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いつこういう不当な事態に自分が晒されるかわからないような時代になったということかー
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戦争中の軍部当局者(今「東条英機の暗殺事件」を読んでいる)の独裁権力、現代民主ニッポンの政治権力に並んでマスコミも報道の自由という大義名分を持っているが故にここには恐ろしいくらいの権力=パワーがある。
だからこそ我々庶民はこの報道=マスコミについてしっかりと目を見開いて注視していなければならない
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閑話休題ー
日曜日の夕方、NHKで「オウムの真実」(題は忘れたがー)を放映していたのでつい見入ってしまった。このオウムという「宗教(と科学)」の問題にしても、角田美代子事件にしても、この時代にあって、もっとしっかり解明していくべきだろう。浅原彰晃(残念ながら同じ熊本県人)というおっさんに何で今を生きる若きエリート達が盲従していったのか?角田というオバサンに何人もの人間が巧みに誘導され平気で殺人を犯してしまったのか?!
人間の見たくない真相がそこに存在しているのかもしれない・・・
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