おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

ゴミ拾いジョギング

2014年12月31日 07時22分19秒 | スポーツ


先日、住んでいる南阿蘇村と隣村である外輪山の外側にある西原村を結ぶ二つのトンネル「南阿蘇トンネル」、「俵山トンネル」を通り越してすぐの坂道で見事な光景に出会った。

最近、「熊本城マラソン」(来年は2月15日)が始まって次が4回目になる。毎年たいへんな人気で、全国から1万人以上のランナーが熊本を訪れる

もちろん県内のジョッガー、ランナーも刺激を受け走り出した人が多くいる。

”健康ブーム”でジョギングがダイエットにも体の健康維持にもいいということから若い人も中高年もおしゃれな格好で彼方此方で走る姿を見かける。

我が村は外輪山の中にあるカルデラだが、熊本市内から標高400mの外輪山を登ってやってくる本格的なランナーも多い。

この日はその中でも変り種のランナーがいた

その若いランナーはリュックを背負って手にはトングを持ち、歩道のゴミを拾いながら走っていた

これは驚いた。

私も動機は自分のため、すなわち仏教で言う「自利行」。

自分の経験で走り出すと「ランナーズハイ」という特殊な生理状態が訪れる。走り終えると一種恍惚状態で何しろ気持ちがいいのだ。

それでのめり込んでいく。

それから少しずつ記録をつけ始めると、1分1秒縮めたいと思うようになる。

例えばマラソンで言うと「サブスリー(3時間をきること)」、「サブフォー」。

私は5回出場して結局4時間3分がベストだったので「サブフォーランナー」にはなれなかった

こういう状態なので総て自分のためにトレーニングして、大会に臨む。

しかし、名も知らぬ若者は黙々とゴミを拾いながら走っていた。

私を感激して彼にエールを送ろうと軽くクラクションを鳴らしてこっちを見てもらおうとした。彼はゴミを拾っていたので下を向いていたのでー

コッチを向いたら「ありがとう」、とか「ご苦労さん」とか「がんばれよ」とかいうつもりだったのだがとうとう気がつかなかった。

こういう奇特な人もいるのだ

まさに「利他行」を併せ行っている。

他山の石。年寄りも若い人からしっかり学ぶべきだ


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