2021年10月16日 大淀川第二調整池
大淀川第二調整池は宮崎県宮崎市高岡町浦之名にある九州電力(株)が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
宮崎県は主要河川がいずれも包蔵水力豊富なため、戦前から各河川で電源開発が進められてきました。
大淀川では電気化学工業(現デンカ)及び同社傘下の大淀川水力電気により電源開発が進められ、1925年(大正14年)の大淀川第一発電所に次いで1931年(昭和6年)に高岡ダムおよび大淀川第二発電所が完成しました。
併せて第二発電所の上部調整池として同年完成したのが当調整池で、大淀川の高岡ダムで取水された水がいったんここで貯留されたのち発電所に送られます。
一連の発電施設は日本発送電の接収ののち、1951年(昭和26年)の電気事業再編成により九州電力が事業継承しています。
大淀川第二調整池には九州電力関連企業のリサイクルセンターが隣接しています。
同センターも含めて敷地全体が立ち入り禁止。
これがダムの堤体。
さらにズームアップ。
放流ゲートの操作バルブが見えます。
リサイクルセンターも厳重にガード
ダムで捕捉した流木などの処理を行うようです。
フェンス際に建つ『第二調整池ダム』の標柱。
2805 大淀川第二調整池(1712)
宮崎県宮崎市高岡町浦之名
P
G
21.8メートル
149.1メートル
242千㎥/230千㎥
九州電力(株)
1931年
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