ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

深道ダム

2017-04-13 11:34:18 | 広島県
2017年4月8日 深道ダム
 
深道で『ふかどう』と読みます。
深道ダムは広島県東広島市西条町にある灌漑用アースダムで、ダム便覧によれば1968年(昭和43年)に土地改良区の事業で建設され現在は受益者で組織される柏原水利組合が管理を行っています。
 
県道331号線から吉川工業団地へ向かう市道を南下し一ツ橋バス停から南西に伸びる道路に入ります。舗装が終了する路肩に車を置いてダートの道を数百メートル歩けば深道ダムの下流面が見えてきます。
 
下流面の基部には石が葺かれています。
 
堤体の下には斜樋からの底樋吐き口。
 
天端には轍があります
軽トラ程度なら走行可能ですが、左岸で行き止まりです。
 
上流面も石積み。
 
 
右岸の斜樋。
 
総貯水容量16万立米の小さな溜池
周辺には花崗岩質の松山が広がりますが濃霧で視界が限られます。
 
左岸洪水吐
洪水吐手前は石敷になっています。
 
洪水吐は薄く越流しています
越流面には水止めの木板を嵌め込む突起があります。
 
洪水吐導流部。
 
1975 深道ダム(0912)
広島県東広島市西条町郷曽
黒瀬川水系黒瀬川
15メートル
78.6メートル
柏原水利組合
1968年


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