ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

ポンテシオダム

2021-08-04 07:39:19 | 北海道
2021年7月18日 ポンテシオダム
 
ポンテシオダムは北海道士別市朝日町茂志利の一級河川天塩川本流最上流部にある北海道企業局が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
オイルショックによる原油価格の高騰をうけ、1970年代後半から電力各社は水力発電の見直しを行い新電源開発や既設設備の増強が進められました。
ポンテシオダムもそんな発電施設の一つで、天塩川の岩尾内ダムに発電事業者として事業参加していた北海道企業局により1983年(昭和58年)に建設されました。
ここで取水された水はポンテシオ発電所に導水され、最大1万1000キロワットのダム水路式発電を行います。
 
道道101号線から天塩川沿いの市道を南に約7キロ進むとポンテシオダムに到着します。
ダム便覧にはダムのほぼ全景が写った写真が掲載されていますが、現在は木が茂りこれが精いっぱい。
4門の自由越流頂とローラーゲート1門のほか、放流設備があるようですが確認できません。
 
ダムが見える場所を探しますが・・・。
 
右岸にローラーゲートのピアがありますが、ゲート本体は見えません。
 
天端、ダム敷地は立ち入り禁止。
ダム右岸(手前側)に取水口があり、左手はその除塵装置です。
 
水利使用標識。
 
漆黒の竣工記念碑。

0172 ポンテシオダム(1673)
北海道士別市朝日町茂志利
天塩川水系天塩川
22.3メートル
126.2メートル
996千㎥/130千㎥
北海道企業局
1983年


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