ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

中山川逆調整池

2018-04-11 01:28:58 | 愛媛県
2018年3月24日 中山川逆調整池
 
中山川逆調整池は愛媛県西条市丹原町千原の中山川源流部にある愛媛県公営企業管理局が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
愛媛県の道前・道後両平野に仁淀川水系面河ダムから流域変更による導水を行う『道前道後平野農業水利事業』に合わせて建設された道前道後第1~第3発電所の逆調整池として1963年(昭和38年)に竣工しました。
発電による放流水の増減に伴う水位変動を緩和するとともに、逆調整池から放流された水は道前平野へ、調整池にある千原取水塔で取水された水は道後平野へ送られます。 
 
道前道後発電所概要図(愛媛県HPより)
 
国道11号線の『桜三里』を過ぎると右手に中山川逆調整池を示す案内板がありダムへの道が分かれています。
訪問時は工事中のため車の進入ができなかったので、路肩に車を止めて徒歩でダムへと向かいました。
歩くこと2~3分で右手に中山川逆調整池のゲートが見えてきます。
 
ズームアップ
実は中山川逆調整池を下流側から見れるのはこのアングルだけ。
 
右岸から
天端への道は立ち入り禁止。
 
道後平野土地改良区への灌漑用水と工業用水を取水する千原取水塔。
 
逆調整池ということで総貯水容量は17万7000立米とさほど大きくはありません。
 
堆砂対策および湖岸整備の工事中でした。
 
道前道後平野農業水利事業の根幹をなす貴重な施設ですが、工事中ということもありバタバタとした見学となってしまいました。
 
3682 中山川逆調整池(1301
愛媛県西条市丹原町千原
中山川水系中山川
20.8メートル
54.7メートル
177千㎥/150千㎥
愛媛県公営企業管理局
1963年


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