2016年6月5日 真名田防災溜池
真名田防災溜池は岐阜県可児郡御嵩町中の木曾川水系可児川右支流大庭川にある農地防災および灌漑目的のアースフィルダムです。
岐阜県には全国最多の17基の農地防災ダムがあり、御嵩町中心部の可児川北岸には真名田防災溜池と谷山防災溜池が1キロ間隔で並んでいます。
両者ともに農水省の補助を受けた岐阜県の防災溜池事業によって1953年(昭和28年)に完成しました。
現在は一帯の防災ダム、溜池ともども可児川防災等ため池組合が管理を受託しています。
国道21号旧道を東進し県道83号を左折、大庭台団地に入って行くと溜池の袂に到着します。
貯水池上流側は親水公園となっており、ダムを周回する遊歩道が整備され、近隣の皆さんの散歩コースになっているようです。
ダムの目的はFAです。
訪問したのが灌漑期ということで貯水池はほぼ満水。灌漑期が終わると農地防災容量分水位が下げられるんでしょう。
天端も遊歩道の一部となっています。
車両は通行できません。
左岸に取水設備があります。
天端から下流を眺めると。
きれいに整理された水田が並んでいます。
左岸に洪水吐があります。
堤体の下に下りてみます。
右手の小さい穴が取水設備からの放流口になります。
下流から見上げると。
ここから見えうとダムらしく見えますね?
溜池の下には不動明王が祀られています。
不動明王といえば滝、その名も真瀧不動明王です。
たぶんここに溜池ができる前は大庭川の小さな滝があったんでしょう。
1077 真名田防災溜池(0439)
ため池コード 215210045
岐阜県可児郡御嵩町中
木曽川水系可児川右支流大庭川
FA
E
17メートル
98メートル
285千㎥/285千㎥
可児川防災等ため池組合
1953年
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