ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

山田防災ダム

2016-06-06 12:00:00 | 岐阜県
2016年6月4日 山田防災ダム
 
山田防災ダムは岐阜県飛騨市神岡町山田の神通川水系山田川にある農地防災目的のアースフィルダムです。
岐阜県には全国最多の17基の農地防災ダムがありますが、山田防災ダムもその一つで農水省の補助を受けた岐阜県の防災ダム事業によって1988年(昭和63年)に竣工しました。
完成後は飛騨市(完成当時は神岡町)が管理を受託しています。
 
神岡から国道41号~県道75号を南下して、山田地区を過ぎると左手に山田防災ダムが見えてきます。
岐阜県の防災ダムでよくみられるように堤体に貯水池名が書かれています。
 
天端は車両通行可能。
 
上流面はコンクリートで護岸。
 
 
右岸に管理事務所がありそのわきから傾斜式の取水設備が伸びています。
これが常用洪水吐になります。
 
管理事務所の手前に非常用洪水吐となる横越流式洪水吐があります。
 
 
洪水吐導流部から減勢工。
堤体直下は公園ですがやや荒れ気味。
 
総貯水容量1260万立米のダム湖(山田湖)。
有効貯水容量すべてが農地防災容量のため、溜まっている水は堆砂容量と死水容量分となります。
 
下流からもアプローチできました。
ダムの直下で洪水吐導流部と常用洪水吐からの水路が合流します。
防災専用ダムのため、普段は流入量はそのまま流下されます。
 
1123 山田防災ダム(0438)
ため池コード 212170016
岐阜県飛騨市神岡町山田
神通川水系山田川
32.3メートル
140メートル
1246千㎥/1096千㎥
飛騨市
1988年


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