ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

昭和池

2017-05-11 14:53:40 | 広島県
2017年5月5日 昭和池
 
昭和池は広島県東広島市安芸津町の三津大川にある灌漑用アースダムで、ダム便覧によれば終戦間際の1944年(昭和19年)に当時の安芸津町の事業で建設されました。
現在は東広島市が管理を行っています。
 
広島呉道路の下三永福元インターから県道32号を南東に進み、市の畑で『夫婦滝 昭和池』という小さな標識に従って左折、そのまま道路を北上すると昭和池に到着します。
堤体は2段で構成されています。
 
 
右岸に洪水吐があり道路から天端に橋が架かっています。
天端手前にフェンスがありますが害獣防止用のフェンスで立ち入りは自由です。
 
右岸洪水吐
越流面に切れ込みがあります。
 
水止用の角落しをはめ込み水位を調節するようです。
 
洪水吐の切れ込みをズームアップ。
 
天端
草が覆っていますが轍があります。
 
左岸の斜樋。
 
貯水容量19万6000立米
周囲は三角形の端正な山に囲まれています。
 
写真では分かりにくいんですが上流面はコンクリートで補強されています。
 
全国で9基の『昭和池』が堤高15メートル以上のダムとしてダム便覧に掲載されていますが、今日だけでそのうちの2基を訪問し都合5基となりました。
残る昭和池は京都、兵庫県淡路島、山口県、福岡県となります。
 
1939 昭和池(0968)
広島県東広島市安芸津町三津
三津大川水系三津大川
18.1メートル
101メートル
東広島市
1944年


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