2022年5月24日 夜明ダム
夜明ダムは左岸が福岡県うきは市浮羽町三春、右岸が大分県日田市夜明の一級河川筑後川本流にある九州電力(株)が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
1951年(昭和26年)の電気事業再編令により、日本発送電は解体され九州では新たに九州電力が誕生します。
同社は戦後の電力不足を補うために積極的な電源開発を進め1954年(昭和29年)に完成したのが夜明ダムです。
ここで取水された水は約850メートルの導水路で夜明発電所に送られ、最大1万2000キロワットのダム式発電を行います。
1951年(昭和26年)の電気事業再編令により、日本発送電は解体され九州では新たに九州電力が誕生します。
同社は戦後の電力不足を補うために積極的な電源開発を進め1954年(昭和29年)に完成したのが夜明ダムです。
ここで取水された水は約850メートルの導水路で夜明発電所に送られ、最大1万2000キロワットのダム式発電を行います。
建設途中の1953年(昭和28年)の西日本水害により堤体の大半が決壊、また2017年(平成29年)7月の九州北部豪雨の際にも管理所が流出するなど川の屈曲地点にあるダム故、被災が多いダムです。
右岸ダムサイトから
8門のローラーゲートと2門のシェル型ローラーゲートで筑後川を閉め切ります。
3番ゲートにはフラッシュボードがついています。
左岸に移ります。
ダムの直下で川が左手に大きく屈曲しているため、こちらには河川敷が形成されにより近い位置から見学できます。
赤いトラス製ピアが特徴的。
川が左手に屈曲するため、左岸のゲート2門は越流工が高く且つ径間の広いシェル型ローラーゲートになっています。
赤いトラス製ピアをズームアップ。
アングルを変えて。
どうしてもここに目が行きます。
右岸上流側には取水口や管理所が置かれていますが、国道の交通量が多かったので撮影は自重しました。
(追記)
夜明ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行う予備放流容量が配分されました。
2751 夜明ダム(1852)
左岸 福岡県うきは市浮羽町三春
右岸 大分県日田市夜明
筑後川水系筑後川
P
G
15メートル
223メートル
4050千㎥/790千㎥
九州電力(株)
1954年
◎治水協定が締結されたダム