ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

浦池

2018-01-09 14:49:24 | 徳島県
2017年12月21日 浦池
 
浦池は徳島県阿波市土成町浦池の吉野川水系九頭宇谷川にある防災・灌漑目的の重力式コンクリートダムです。
ダム便覧では1966年(昭和41年)に徳島県の事業で建設と記されており、ダムの目的が防災及び灌漑ですので、農林省の補助を受けて建設された農地防災ダムと見るのが妥当でしょう。
永く位置未確認の『浦之池』としてダム便覧に登録されていましたが2012年に現在の浦池がダムとして認定されました。
ダムの管理者は土成西部土地改良区が行っています。
 
徳島道土成インターから県道139号を西進、二股を右手に取り広域農道に入り浦池地区で交差する県道236号を右折すると浦池に到着します。
 
下流から
一見すると砂防ダム。
 
いや、どう見ても砂防ダム・・・。
 
直下に副ダムと減勢工。
 
 
ダムの右岸に不動明王の石像。
 
天端?
立ち入りに制限はないようなので堤体中央へ進みます。
 
越流部手前に取水用のシャフトがあり、この堰堤の目的が防災だけでないことを示しています。
 
越流部。
 
砂防堰堤に灌漑や上水道などの目的を付加したハイブリッド砂防ダムも存在しますが、浦池は見た目は砂防ダムそっくりながら正真正銘の重力式コンクリートダムです。
 
3574 浦池(1200)
徳島県阿波市土成町浦池
吉野川水系九頭宇谷川
FA
19メートル
80メートル
41千㎥/41千㎥
土成西部土地改良区
1966年


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