ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

雨竜湖

2017-02-07 13:06:42 | 千葉県
2017年2月4日 雨竜湖
 
雨竜湖は千葉県長生郡一宮町東浪見(とらみ)にある灌漑目的のアースフィルダムです。
ダム便覧には1951年(昭和26年)に一宮町東部土地改良期の事業により竣工と記されており、前身となる耕地整理組合の事業で建設されたと推察されます。
九十九里浜最南端に位置する一宮町は海岸沿いに平坦地が広がりますがもとは砂丘で透水性が高いうえに水利に乏しく、営農は貧弱な畑作にとどまっていました。
昭和に入り西側山間部に多数の溜池を築造し砂丘地帯の農地開発がすすめられますが、雨竜湖もこうした溜池の一つと考えられます。
管理は周辺の溜池ともども一宮町東部土地改良区がを行っています。
 
雨竜湖は県道274号線に隣接しており堤体右岸下に駐車スペースがあります。
県道が下流面を横切り、右岸に天端に登る階段があります。
 
県道沿いにある機械室。
 
ダムの下流の眺め
県道はヘアピンを描いて下って行き国道128号線にぶつかります。
 
右岸洪水吐と斜樋。
 
洪水吐
溢れた水は奥のトンネル式導流路を流下します。
 
斜樋。
 
ダム湖と上流面
てっきり奥の建物が管理事務所と思い玄関まで行くと普通の民家でした。
 
天端からは海が見えます。
 
天端
刈り払いされていません。
軍茶利ダムもそうですが、一宮町東部土地改良区は冬場の草刈はしないようです。
 
0657 雨竜湖
ため池コード 124210013
千葉県長生郡一宮町東浪見
河川名不明
15メートル
110メートル
264千㎥/204千㎥
長生郡一宮町東部土地改良区
1951年


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