ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

黒川ダム(参考掲載)

2017-05-23 16:08:14 | 長野県
2017年5月21日 黒川ダム(参考掲載)
 
黒川ダムは長野県木曽郡木曽福島町の木曾川右支流黒川にある中部電力の発電用重力式コンクリートダムで木曾川電力によって1938年(昭和13年)に建設されました。
木曾川の電源開発といえば福沢桃介率いる大同電力をイメージしますが、王滝川との合流点以北の木曾川源流部は木曾川電力によって開発され、1951年(昭和26年)の電力分割民営化では中部電力が事業を継承しました。
ここで取水された水は導水路で下流の城山発電所に送られ最大出力1300キロワットの発電を行っています。
 
国道19号の木曽大橋交差点から国道361号に入り木曽大橋を渡るとすぐに左折して南に進むと黒川ダムに到着します。
下流から
黒いローラーゲートが3門。
堤高13.484メートルに対して堤頂長14.6メートルと縦長になっています。
15メートルに満たないので縦長ダムランキングには入りませんが、もし15メートル以上なら帝釈川ダムに続く日本第2位の縦長ダムになっていました。
 
ピアや扶壁のコンクリートが白いのでここは改修されたんでしょう。
 
上流から。
 
ダムの直上を町道の黒川渡橋が通っています。
案内板ではこの橋は『下路ポニーボーストリングトラス』といい長野県内ではここにしかない珍しい形式だそうです。
 
逆方向から。
 
説明板。
 
ダム湖。
 
ダムのすぐ先には黒川渡ダムバス停があります。
地元では黒川渡ダムと呼ばれてるんでしょうか?
 
S006 黒川ダム(参考掲載) (1004)
長野県木曽郡木曽福島町新開
木曾川水系黒川
13.484メートル
14.6メートル
中部電力
1938年


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