ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

寺田川ダム

2016-09-28 12:33:32 | 石川県
2016年9月19日 寺田川ダム

寺田川ダムは石川県鳳珠郡能登町俎倉(まないた)の寺田川水系寺田川本流にあるかんがい及び上水道用水目的のロックフィルダムです。
能登町の神野川、上町川、寺田川流域は灌漑用水を流域面積の少ない川や渓流水に依存したびたび干ばつ被害受けていました。また上水道についても夏季に用水不足が頻発し安定した水源が求められていました。
とくに1994年(平成6年)の猛暑による渇水被害は深刻で給水車が出動し、ミキサー車で溜池に給水するほどの渇水となりました。
こうした状況を受け農林水産省の補助を受けた石川県営の農業用ダム建設事業が着手され、それに水道事業者として能登町が事業参加し2007年(平成19年)に寺田川ダムが竣工しました。
完成後は能登町が管理を受託しています。

能登町鶴町から分岐する農免道路を南下すると寺田川ダムを示す標識が現れます。これに従って右折すると寺田川ダムに到着します。
堤体直下から。

天端は車両通行可能。

右岸に管理事務所。
取水設備があります。

ダム湖。
総貯水容量46万㎥の小さなダム湖です。

下流面
草が生えアースの様ですが、ロックフィルダムです。

洪水吐導流部。

洪水吐
越流しています。

 
3268 寺田川ダム(0576)
石川県鳳珠郡能登町俎倉
寺田川水系寺田川
AW
26.7メートル
103.8メートル
460千㎥/420千㎥
能登町
2007年


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