ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

白木沢ダム

2019-11-03 02:41:54 | 北海道
2019年10月22日 白木沢ダム

白木沢ダムは北海道雨竜郡沼田町更新の石狩川水系沼田ポン川右支流白木沢川にある灌漑目的のアースフィルダムです。
ダム便覧には北海道の事業により1968年(昭和43年)に竣工と記され管理は沼田町土地改良区が行っています。
 
沼田町中心部から国道275号線を東進し共生地区の十字路を左に取ります。沼田ポン川を渡りT字路を右折してひたすら道なりに進むと正面に白木沢ダムが見えてきます。
堤高23.7メートルとさほど高くはありませんが、直線状の谷間が続くためかなり下流から遠望することができます。
 
左岸に洪水吐があります。
 
堤体は犬走りを挟んで二段構成。
 
ダムへ通じる道には電柵が張られ立ち入りできません。
 
ダムの敷地には入れませんので、ダム建設の経緯や水利使用標識などは確認できません。
ただ総貯水容量83万6000立米と溜池としてはかなり大きな貯水池ですので100ヘクタールを超える受益農地へ灌漑用水源となっていることは間違いなさそうです。
 
(追記)
白木沢ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行う予備放流容量が配分されました。  
 
3361 白木沢ダム(1544) 
ため池コード
北海道雨竜郡沼田町更新
石狩川水系白木沢川
23.7メートル
114.9メートル
836千㎥/757千㎥
沼田町土地改良区
1968年
◎治水協定が締結されたダム


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