小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

オープキャンパスについて。

2011-07-08 | 進路について

これから、夏休みの時期にかけて、各大学がオープンキャンパスを実施します。特に、高校生に、自分の大学に入学してほしいと思う大学ほど、熱心です。以前は、私立大学だけであったものが、国立大学の独立法人化後は、国立大でもオープンキャンパスとか、合同説明会が頻繁に実施されるようになりました。機会を捉えて、ぜひ参加してみよう。

大学の先生だけでなく、大学生、大学院生がゼミ、研究室単位で説明していただける大学もあります。大学生が受験生当時、どのような勉強したかなど直接はなしが伺える機会なので、オープンキャンパスを有効に利用しよう。

例年、名古屋大学では「数学アゴラ」という高校生対象のセミナー(3日間)を実施している。興味のある方は、インターネットで「数学アゴラ」で検索して下されば、詳細が分かります。丁度、オープンキャンパスの時期に行われるもので、現代数学につながる「面白い話題」が学べる良い機会です。主催は名古屋大学大学院多元数理研究科です。こちらも是非検討してください。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は高校1年進路説明会

2011-07-05 | 進路について

今日は、表題の通り、進路説明会がありました。クラス役員の方々からのご要望で、クラス懇談会にお招きいただき、最近のクラスの動向についてお話をさせていただけました。ほぼ全員の保護者の方々がご来校いただきまして、有難うございました。クラスの生徒全員が前向きに、積極的に勉強に、クラブに励んでいることを担任が伝えると、ご父兄の安堵の表情が伺えました。ご多用中にもかかわらず、後来校いただきましたこと、厚くお礼申し上げます。

「子供が、毎日楽しそうに通学しており、この学校に入学できて本当に良かったとおもいます。」とのご父兄の言葉をしかと脳裏に刻み付けました。この4月、入学してくれた諸君を前に「中部地区の難関医大をのぞく、希望大学の学部学科に3年もあれば、必ず合格させるので、しっかり付いてきてください。」の言葉を改めて自ら思い出し、気合を新たに入れなおした次第です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海外留学についての一考察。

2011-06-14 | 進路について

若いときに海外へ留学することはとても意義あることと思います。以下に紹介するのは、過去にアメリカの大学を目指した高校生の実例です。

彼の夢は、コンピュータソフトの著作権を国際法の立場でどのように整備すべきかを研究し、将来の仕事につなげることです。したがって、コンピュータそのものの勉強と法律関係の勉強を海外、特にアメリカですることを希望していました。

彼の留学希望先は、カリフォルニアのスタンフォード大学であった。

多くの大学がそうであるように、Toeic(英語)とSatⅡ(数学、物理、英語のライティング)のスコア提出が応募の条件であった。

Toeicとライティングは英語科の先生に指導をお願いし、私は数学と物理を指導しました。指導といっても、過去問と予想問題を彼が自分で解き、不明なところを私が解説するものであった。もっとも、問題も解説もすべて英語であり、レベルは大学教養課程の微積が当たり前のように出題されていた。物理は、日本のセンター試験より現実的な設定の問題であった。(紐の質量も考慮させる問題であった。)

必要なテストを受験し、得点結果は、Toeicは300点満点中260点、数学、物理は2科目とも満点。ライティングは正答率68%(ネイティブで正答率50%前後)と好成績を収めた。正式に応募したところ一次審査(書類選考)に合格。二次審査(面接試験)を受けることになる。面接は試験管がこちら名古屋まで出向いて、ウェスティン・名古屋にて行われた。(もちろん旅費会場費用は先方スタンフォード大学持ちであった。)2時間強の面接が終了し、約2週間後に結果が送付されてきた。彼をもってしても、惜敗であった。大学院から留学することに切り替え、大学は慶應義塾大学湘南藤沢にAOにて受験し、めでたく合格。在学中にカーネギーメロン大学に交換留学生で1年間留学。英語はToefl900点満点中850点、英検1級の実力であった。(高校3年夏段階)

海外留学を考えている方、日本の大学の修士課程を修了し、一般企業につとめ、企業派遣の形で、海外大学の大学院へ留学することが費用的にも楽だと思います。日本企業からの派遣留学生はひところと比べ人数は減少したかもしれませんが、今でも一定人数がかの地で大学院でお世話になっています。

頑張れば、あなたにもチャンスはあります、是非海外の空気を若いうちに吸ってください。その経験はきっと貴方の財産になります。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

進路を考える時期について。

2011-06-13 | 進路について

自分の将来進むべき進路をどのタイミングで決めればよいのでしょうか。学校によって異なりますが、高校2年生からコース分けするケースが多いようです。したがって、遅くとも高校1年生の夏休みから2学期には進路を決定する必要があります。では進路を決める上で最重要項目は将来の職業を何にするかです。医師なら当然医学部であり、国公立、私立の別もあります。裁判官、検事、弁護士になるなら当然、法学部に入学する必要があります。もっとも最近は、法科大学院のように、あらゆる分野からの進学を認めるコースもあり、法学部のみに限定する必要は必ずしもありません。当然どの学部学科に入学するにしても、その試験形態も最近はバラエティーに富んでします。

1.一般入試

2.推薦入試

3.AO(アドミッションオフィース)入試

4.センター利用タイプ入試

があります。

受験する大学、学部、学科ごとに受験科目、配点が決まっています。国公立ならセンター試験に必要とされる科目とその配点。また二次試験の科目とその配点。そしてセンター試験と二次試験の配分。受験料と合格発表の日程。前期試験、後期試験との差異。入学金の額と入金時期。合格が決まれば下塾、アパート、マンションなどの住まいの手配など次々にこなさねばならぬことの連続です。

 

参考までに東京大学の理系入学試験について記せば、以下の通りです。

★センター試験

英語 200点 ヒアリング 50点 計250点を 200点換算

国語 200点

数学1A 100点 数学2B 100点

理解 2科目 200点

社会 1科目 100点

以上 900点を 110点に換算する

★二次試験

数学     120点

英語     120点

理科2科目 120点

国語      80点

以上 440点

センター試験+二次試験の合計で合否判定をする。

但し、センター試験の受験希望者が定員の5倍を超えると、足切を行い競争倍率を5倍とする。

 

※ご注意 :下らぬ落書きコメントはおやめください。あなたの品位が疑われます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする