小島教育研究所

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今年の日本数学コンクールは8月5日に実施されます。500名を超える受験生がしのぎをけずります。

2018-07-21 | 日本数学コンクール
暑い最中、数学の問題を丸一日解く事は中々得難い体験になります。通常の学校の試験は定期テストは50分。長くても2時間です。日本数学コンクールのように、5題を6時間近くかけて解く体験は恐らく稀有だと思います。この体験が、後から漢方薬のようにジワジワ効いてきます。だ 大学入試より遥かにレベルが高い問題にジックリ取り組んだ経験が、知らず知らずのうちに、強力な解答力を身につけることとなります。日本数学コンクールに中学一年から参加し、コンクールで大賞をとり、日本数学コンクールと同時期に始まった日本数学オリンピックの日本国内の代表選手となった学生さんもいました。
今年からは、クラウドファンディングにも挑戦し、目標額も無事達成出来ました。これも一重に皆様方のご支援の賜物と存じます。厚く御礼申し上げます。
また、今年から新たに、携帯端末やノートPCの使用も解禁となり、日本数学コンクールも新たなステージを迎えようとしています。
来年日本数学コンクールも30年。次なるスデップを迎えようとしてきます。
先日、ふとあることに気付きました。それは日本数学コンクールのかつての入賞者が出題者としてコンクールにもどってきてくれた事です。若き研究者とした活躍する一方で、古巣の日本数学コンクールにOBとして活躍し始めました。誠に、嬉しいやら、頼もしい限りです。今年の5題の問題中、2題がOBの出題となっています。
クラウドファンディングのコメントを拝見しますと、親子二代に渡って日本数学コンクールに参加いただいたご家族も有るようです。
このコンクールが、末永く皆様に愛され、次の30年を無事歩んでくれることを切に願う今日この頃です。
日本数学コンクールは多くの大学、高等学校の先生方の正に手弁当で運営されて来た経緯があります。表彰式の司会を第1回から永らく担当して頂いた元アナウンサーの水野周子様、お元気でしょうか?
暑い日が続いております。皆様方、どうかご自愛下さい。


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