愛知県の公立高校の一般入試について、県教育委員会は、2回の試験を受けられる現在の仕組みを、再来年の春から、1回の試験で2校を受験できる仕組みに見直しすべてをマークシート方式で実施する方針を固めました。
愛知県の公立高校の一般入試は、現在、1人の生徒が2回の試験を受けられる仕組みですが、受験生のほか、出願や採点にあたる教員の負担を軽減するため、再来年の春の入試から、1回の試験で2校を受験できる仕組みに見直されることになっています。
新たな仕組みでは、第1志望校の採点結果で、第2志望校の合否を判定することから県教育委員会は、高校ごとに採点基準にばらつきが出て公平性が損なわれないようにするため、すべてをマークシート方式で実施する方針を固めました。
現在、国語と英語、それに社会の問題の中で、文章を要約させたり、資料をもとに説明させたりする記述式の問題を設けていますが、県教育委員会は「問題の内容を工夫することで、記述式の問題で測ってきた能力も問うことができる」としています。
このほか、県教育委員会は▽推薦入試の日程をおよそ1か月早めるほか、▽中学校の校長の推薦がなくても受験生がみずから出願できる「特色選抜」という新たな制度も導入することにしています。
NHKより