高校に入学して間もないころ、クラスのS君に教えられて聞き始めたのが、当時まだ試験放送だったNHK-FMの「バロック音楽のたのしみ」だった。バッハ以前のバロック音楽がとても新鮮だった。後年、大学でクラシカルギターに入部する素地はこの時出来たんだと、今にして気付いた。半世紀近く皆川先生にお世話になったことになる。大学時代に三田の文学部の学生に対してご講義をされていた。慶應義塾では非常勤講師として授業を担当されていた。
その皆川先生は、昨年の4月19日にお亡くなりになった。直前の3月29日が最後の出演となった音楽の泉。バッハの「無伴奏バイオリン・パルティータ第3番」から「ガヴォット」の演奏が終了すると、「今日の放送をもって私の最後の放送とさせていただきます」と述べ、いつもの挨拶(あいさつ)をされた。
「ここでお別れいたします。皆さん、御機嫌(ごきげん)よう、さようなら」
その皆川先生は、昨年の4月19日にお亡くなりになった。直前の3月29日が最後の出演となった音楽の泉。バッハの「無伴奏バイオリン・パルティータ第3番」から「ガヴォット」の演奏が終了すると、「今日の放送をもって私の最後の放送とさせていただきます」と述べ、いつもの挨拶(あいさつ)をされた。
「ここでお別れいたします。皆さん、御機嫌(ごきげん)よう、さようなら」