これまで、航空機事故で一人も死者を出してこなかった777(トリプルセブン)。今回の事故で、3名の高校生が亡くなった。続報によると、事故自体で亡くなったのではなく、機外に脱出後、緊急車両にはねられての死亡であったことが痛ましい。あれだけの事故にもかかわらず、300名もの乗客乗員が緊急避難できたのも、CA達のの日頃の訓練の賜物といえよう。(着陸後90秒以内であるという。)
今回の事故で特徴的なのは、習熟度訓練検査飛行にチェッカーに合格して日の浅い機長が担当したこと。(合格してまだ3週間)そして機長自身も初フライトのサンフランシスコ国際空港がアサインされたこと。不幸が二重、三重に重なったとき事故は起こるものというまさに典型といえる。
今回の事故は人為的なもので、機体そのものの欠陥ではない。