福岡県が管理している新型コロナ患者の名前や住所など、およそ9,500人分の個人情報がインターネット上に漏れていたことがわかった。
ネット上で、第3者がアクセスできるようになっていたのは、福岡県が作成した新型コロナの陽性患者に関する複数のファイル。
ファイルには、福岡県などが実施した過去の検査で陽性だったおよそ9,500人の名前や年齢、住所、くわしい症状などの個人情報が含まれていた。
ファイルは、ネット上で書類などのデータを複数の人と共有できるシステムにアップされていたという。
福岡県の担当者は、「県の内部資料であることは間違いない」とし、「新型コロナ調整本部の医師同士が、患者の受け入れ態勢を協議する中で、情報が漏れた可能性が高い」としている。