小島教育研究所

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表計算の歴史。visicalc、マルチプラン、ロータス123、そしてExcleへ続く道。

2017-04-20 | 数学研究
所謂、カルクもの。
始祖はvisicalcと記憶する。1970年代。8ビット機に実装される。
計算革命といっても過言ではなかった。

予めセルに計算式を入力しておけば、縦横集計お手のもの。
多くのビジネスマンが煩雑な計算から解放された。

16ビット機になると、マルチプラン、ロータス123の熾烈なバトル。ロータス123に一旦は軍配が上がるが、ロータス社がIBMに吸収され
ロータス123はロータスノートにバンドルされた。つまりIBM製品でしか使用できなくなってしまった。こうしたクローズドな環境に置かれ、ロータス123は次第に使われなくなった。代わって、マルチプランをウィンドズ用に化粧直ししたエクセルが市場を席巻することとなった。
エクセルは一時期ロータス123のファイルを読み込み可能で、そのまま使用できるデータ互換性を売り物にしていた。その名残りは、関数の入力にある。現在では関数は通常「=関数名(  )」と入力するが、ロータス123形式では「=@関数(  )」と入力した。

試しに一度エクセルで「=@sum( : )」とアットマーク@付き関数を入力してみて下さい。使えると思います。

20世紀の最大の発明は、このスプレッド・シートではないか。
多くの計算幾何学者がそのように評価しています。

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