小島教育研究所

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富士フイルムホールディングス、ゼロックス社を買収し、子会社の富士ゼロックス社と経営統合。崩れたビジネスモデル。

2018-02-01 | コンピュータよもやま話
よもやの買収。ゼロックスといえば、複写機を開発し、独自のビジネスモデルである、パフォーマンスチャージ制度で高効率の利益を誇る企業として有名だ。

しかし、ここに来てそのビジネスモデルが大きく崩れ去った。多数のメーカーが多機能複合機を低価格で販売を始めた。それは機械自体のメインテナンスのフリー化がほぼ実現したことによる。トナーと用紙の補給さえ行えば良くなった。メインテナンス契約を結ぶ必要がほぼなくなってきた。
今回の買収はそうした事情が背景にある。また、同時に国内外でⅠ万人のリストラを行うと報道されているが、これは主に保守要員であろう。

ゼロックスと言えば、シリコンバレーの老舗企業であり、インターネットで当たり前のパケット通信技術、ダイナブック構想とAlto 1、Smalltalk80
などで有名だ。何だか、この買収に対して、トランプ大統領にどう思うか質問すれば、例によって、「日本はアメリカの心を買うのか?!」とお叱りの言葉が出て来そうだ。


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