文科省が推進しているデータサイエンス教育のレベルと修了認定について
文部科学省は、**「数理・データサイエンス・AI」教育プログラム認定制度(MDASH)を通じて、データサイエンス教育を推進しています。この制度では、教育レベルを「リテラシーレベル」と「応用基礎レベル」**の2段階に分けています。
1. リテラシーレベル
* 対象: 全ての学生・社会人
* 目標: データサイエンスの基礎知識・スキルの習得、データに基づいた論理的思考力の育成
* 内容: 統計学の基礎、データ収集・分析・可視化の基本、AIの基礎知識など
* 修了認定: 各大学・教育機関が独自に設定。一般的には、所定の科目の単位取得や試験合格などが条件となります。
2. 応用基礎レベル
* 対象: 理工系学部生を中心に、データサイエンスを専門的に学びたい学生・社会人
* 目標: データサイエンスの実践的な知識・スキルの習得、問題解決能力の育成
* 内容: より高度な統計学、機械学習、深層学習、データサイエンス倫理など
* 修了認定: 各大学・教育機関が独自に設定。一般的には、より高度な科目の単位取得、研究発表、卒業論文などが条件となります。
まとめ
* 文科省は、データサイエンス教育を2つのレベルに分けて推進しています。
* リテラシーレベルは、全ての学生・社会人を対象とした基礎レベルです。
* 応用基礎レベルは、より専門的に学びたい学生・社会人を対象とした発展レベルです。
* 修了認定方法は、各大学・教育機関によって異なります。
その他
* MDASH制度では、上記2つのレベルに加えて、**「高度専門レベル」**も設定されています。これは、大学院レベルの教育を想定したものです。
* 各教育機関の具体的な教育内容や修了認定方法は、MDASHの公式サイトなどで確認できます。
参考資料
* 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(MDASH)