アップルからi-phone4sの後継機種i^phone5が発売された。
新製品の特徴をまとめると、スリム(144グラムから112グラム)になり、画面(3.5インチから4インチ)が拡大されたこと。充電機能のアップである。またCPUもA4からA5へと処理速度が約2倍となった。通信速度のさらなる改善のためLTEに対応(予定)という。LTE(Long Term Evolution)では全てのデータがパケット化されるので、当然音声も完全デジタル化される。
ライバルのサムソンXperiaの画面が4.5インチで表示面でやや劣勢は否めない。
9月のみで、出荷予想は全世界で1200万台を予想。
気になる、市場占有率は30%強でアンドロイド勢の60%にじりじりと勢力を侵食されている感は否めない。もっとも単一機種としては、現時点でもi-phoneがダントツ一位であることに変わりはない。
アップルの発表で見逃せないのが、既存のi-phoneOSをi-phone5のOSに入れ替え可能という点である。CPUが弱いので、実用的なスピードが確保できるかは不明である。PC的な発想で、さすがアップルはコンピュータメーカーだったのだと妙に納得した。
なお、サムソンは世界の各地でアップルから法的に訴えられ、発売禁止決定がなされる国も出始めている。法廷闘争に強い(かつての対マイクロソフトとの法廷闘争を想起せよ)アップル、健在なりといったところか。