アウェイで遠藤航が先発デビュー
プレミアリーグは第3節が行われ、リバプールがアウェイでニューカッスルと対戦した。ミスのオンパレードで調子の出ないリバプールだったが、2-1でなんとか逆転勝ちした。
ひどい試合だった。今季の戦力補強がまた十分じゃないリバプールが、その未整理ぶりをさらけ出したようなゲームだ。非常に不安定でお粗末だった。
特に左IHのマクアリスターが敵CBに掛けるプレスに周囲が連動してスライドせず、中盤が間延びしスペースができる。このぽっかり開いた空間を使ってニューカッスルはやりたい放題だった。
このゲームでは前節の途中から初出場した遠藤航が、先発メンバーとして本格デビューを飾った。だがリバプールにとってはそれどころじゃなかった。
前半のレッズは主導権が取れず、ニューカッスルにさんざんボールを回された。彼らは縦に速い攻撃で再三チャンスを作る。またハイプレスで圧をかけてくる。トランジションが劇的だ。おかげでリバプールは退場者まで出し、遠藤にとっては前節に引き続きまた難しい試合になってしまった。
リバプールのフォーメーションは4-3-3だ。3トップは右からサラー、ガクポ、ディアス。遠藤はアンカーだ。左IHにマクアリスター、右IHにソボスライを置く。
最終ラインは右からアレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソンである。一方、ニューカッスルは4-3-3で、守備時4-4-1-1に変化する。
ファン・ダイクが一発退場に
試合は前半25分に動いた。モハメド・サラーが出したバックパスを右SBアレクサンダー=アーノルドがトラップミスした。あげくにニューカッスルの左WGアンソニー・ゴードンにボールをかっさらわれ、独走されてゴールを許した。
さらに同28分にはファン・ダイクが、スルーパスで前へ抜け出しそうになったアレクサンデル・イサクの足をかっさらって倒した。彼が抜け出せばGKと1対1だった。ファン・ダイクは決定機阻止で一発レッドになる。
これでリバプールは前節に続いてまた数的不利になった。そこでクロップは33分に左WGディアスを下げ、DFジョー・ゴメスを投入。攻撃の駒を減らして守備者を補充した。
後半、1人少ないリバプールは4-4-1~4-3-2で構えた。遠藤はソボスライとともに2CMFを組んだ。リードされているリバプールは、1人少ないながらサラーを中心にかなり前からプレスをかけた。無理をしているが負けているので仕方ない。
遠藤は後半13分にFWハーベイ・エリオットと交代した。加えてFWコーディ・ガクポをFWディオゴ・ジョッタと差し替えた。これでソボスライとマクアリスターがダブルボランチを組む格好だ。
ヌニェスの2発で大逆転する
かくて32分。クロップはCBマティプに代えて攻撃的なダルウィン・ヌニェスを投入した。この攻めの交代が功を奏する。
途中起用されたヌニェスがその破壊力を発揮したのが36分だった。まずリバプールの最終ラインから長い縦パスが出る。これを中盤で右サイドに展開し、受けたヌニェスがドリブルからゴール左スミに地を這うような弾丸シュートを叩き込んだ。同点だ。
まだ話は終わらない。1-1で迎えた後半アディショナルタイムに劇的な幕切れが訪れる。48分だった。サラーがヌニェスに縦パスを出す。ボールを保持してボックス右に侵入したヌニェスは、ゴール左スミに美しいショットを突き刺した。逆転だ。
そしてタイムアップ。選手のミスを監督が補い、親方クロップが采配で勝利をもぎ取った試合だった。1人少ないリバプールが、しかも後半アディショナルタイムに試合をひっくり返した。
ソボスライは守備的MFとして非常に利いていた。一方の遠藤は心とカラダのフィットネスが仕上がってない感じだ。
敵に寄せてもボールを奪い切れない。剥がされてパス出しされる。カラダを入れられ弾かれる。アタッカーの急加速について行けないーー。判断、プレイともに動きがスローで、急峻な速いテンポのプレミアリーグにまだ適応し切れてない。
次節は先発落ちもあるかもしれない。
プレミアリーグは第3節が行われ、リバプールがアウェイでニューカッスルと対戦した。ミスのオンパレードで調子の出ないリバプールだったが、2-1でなんとか逆転勝ちした。
ひどい試合だった。今季の戦力補強がまた十分じゃないリバプールが、その未整理ぶりをさらけ出したようなゲームだ。非常に不安定でお粗末だった。
特に左IHのマクアリスターが敵CBに掛けるプレスに周囲が連動してスライドせず、中盤が間延びしスペースができる。このぽっかり開いた空間を使ってニューカッスルはやりたい放題だった。
このゲームでは前節の途中から初出場した遠藤航が、先発メンバーとして本格デビューを飾った。だがリバプールにとってはそれどころじゃなかった。
前半のレッズは主導権が取れず、ニューカッスルにさんざんボールを回された。彼らは縦に速い攻撃で再三チャンスを作る。またハイプレスで圧をかけてくる。トランジションが劇的だ。おかげでリバプールは退場者まで出し、遠藤にとっては前節に引き続きまた難しい試合になってしまった。
リバプールのフォーメーションは4-3-3だ。3トップは右からサラー、ガクポ、ディアス。遠藤はアンカーだ。左IHにマクアリスター、右IHにソボスライを置く。
最終ラインは右からアレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソンである。一方、ニューカッスルは4-3-3で、守備時4-4-1-1に変化する。
ファン・ダイクが一発退場に
試合は前半25分に動いた。モハメド・サラーが出したバックパスを右SBアレクサンダー=アーノルドがトラップミスした。あげくにニューカッスルの左WGアンソニー・ゴードンにボールをかっさらわれ、独走されてゴールを許した。
さらに同28分にはファン・ダイクが、スルーパスで前へ抜け出しそうになったアレクサンデル・イサクの足をかっさらって倒した。彼が抜け出せばGKと1対1だった。ファン・ダイクは決定機阻止で一発レッドになる。
これでリバプールは前節に続いてまた数的不利になった。そこでクロップは33分に左WGディアスを下げ、DFジョー・ゴメスを投入。攻撃の駒を減らして守備者を補充した。
後半、1人少ないリバプールは4-4-1~4-3-2で構えた。遠藤はソボスライとともに2CMFを組んだ。リードされているリバプールは、1人少ないながらサラーを中心にかなり前からプレスをかけた。無理をしているが負けているので仕方ない。
遠藤は後半13分にFWハーベイ・エリオットと交代した。加えてFWコーディ・ガクポをFWディオゴ・ジョッタと差し替えた。これでソボスライとマクアリスターがダブルボランチを組む格好だ。
ヌニェスの2発で大逆転する
かくて32分。クロップはCBマティプに代えて攻撃的なダルウィン・ヌニェスを投入した。この攻めの交代が功を奏する。
途中起用されたヌニェスがその破壊力を発揮したのが36分だった。まずリバプールの最終ラインから長い縦パスが出る。これを中盤で右サイドに展開し、受けたヌニェスがドリブルからゴール左スミに地を這うような弾丸シュートを叩き込んだ。同点だ。
まだ話は終わらない。1-1で迎えた後半アディショナルタイムに劇的な幕切れが訪れる。48分だった。サラーがヌニェスに縦パスを出す。ボールを保持してボックス右に侵入したヌニェスは、ゴール左スミに美しいショットを突き刺した。逆転だ。
そしてタイムアップ。選手のミスを監督が補い、親方クロップが采配で勝利をもぎ取った試合だった。1人少ないリバプールが、しかも後半アディショナルタイムに試合をひっくり返した。
ソボスライは守備的MFとして非常に利いていた。一方の遠藤は心とカラダのフィットネスが仕上がってない感じだ。
敵に寄せてもボールを奪い切れない。剥がされてパス出しされる。カラダを入れられ弾かれる。アタッカーの急加速について行けないーー。判断、プレイともに動きがスローで、急峻な速いテンポのプレミアリーグにまだ適応し切れてない。
次節は先発落ちもあるかもしれない。