演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

空の中

2014年03月30日 11時55分10秒 | 読書

このところ、有川浩をよく読んでいる。
「塩の街」「空の中」「海の底」「フリーター家を買う」。
前3冊は基本的にSFだ。

この頃は、SFをSFというと売れないのだろう。
昔は、「これがSF?」というものまでSFで売ろうとした時期もあったのだが。

読んでの感想は、とても面白く
かつ、登場する女性がみんな可愛い。

実はネタバレになるのだが、こういうシーンは自分では書けないな
という場面が「フリーター家を買う」にあった。

今までさんざん父にあたってきた、きつい姉が
父に頭を下げるシーンだ。
この場面で、と読んでしまえば納得なのだが
普通なかなか書けないだろう。

昔、つかこうへいが出てきて
みんなつかこうへいみたいな作品になった時期があるけれど
ああ、こういう発想があるんだと
みんながびっくりしたからだ。