演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

たーたん完結

2024年05月14日 07時50分51秒 | 読書

「たーたん」が7巻で完結した。
2016年の初版から、年1巻出ればいいほうだったので、かなりゆっくりのペースだった。
実は「たーたん」は4月から日テレでドラマ化される予定だったのだが、中止になったもの。観たかったな。

以下は日韓デジタル現代からの引用

「延期ではありません。完全なる制作中止です」と証言するのは日本テレビ関係者だ。日本テレビは突如、4月クールに「土曜ドラマ」枠(夜10時~)で放送する予定だったドラマ「たーたん」の制作中止を発表した。

 同ドラマは小学館が発行する「ビッグコミックオリジナル」でマンガ家の西炯子氏が連載する同名作の映像化だった。俳優のムロツヨシ(48)を主演に吉岡里帆や月島琉衣、ディーン・フジオカら豪華キャストが決まっていた。

「脚本も完成し、あとはクランクインという状態だったんです。そもそも、この枠はドラマということでスポンサーを集めた。いまさらバラエティー番組や過去のドラマを放送するわけにはいきません。いずれにせよ4月27日にOA初回を迎える。そして6月29日までの全10話を放送するドラマコンテンツを1カ月で作らなければなりません」(前出の日テレ関係者)



森崎書店の日々

2024年03月06日 08時00分19秒 | 読書

2月26日にDVD「森崎書店の日々」を借りに行った帰り、ブックオフに行ったら「森崎書店の日々」と「続・森崎書店の日々」を売っていたので、買ってしまった。
DVDと原作、どちらを先にするか迷ったのだが、DVDの頭部分を観て、こりゃちょっときつい、という印象だったので、原作を先に読むことにした。
ところで、なぜ「森崎書店の日々」を読む気になったのかというと、テレビの街頭インタビューで神保町に来ている外人に「どこで、神保町を知りましたか?」という質問をしていたのだが、「森崎書店の日々」の英語版を読んで知った、という人が結構いたのだ。
というわけで、図書館で借りられないか検索したら、所蔵館が一館だけで、おまけに予約がびっしり埋まっている。
じゃあ、ということで検索しても、電子書籍はあるが、紙の本は古本でしかないようで、本自体は安くても配送料が高くて、買う気になれない。

では、まずはDVDでもいいかということでTUTAYAを検索したら、これも市内では一軒しか取り扱っていなかった。
そこで、DVDを借りに行った帰りにブックオフをのぞいたら二冊とも売っていたのだ。
さて、原作だが、今は「続・森崎書店の日々」の1/4まで来ている。
登場人物がいまいち魅力的に思えないのはなぜだろう。全部読み終わってから、もう一度考えてみよう。


昭和38年

2024年02月16日 06時24分00秒 | 読書

ネット小説で「昭和38年」という作品を読んでいる。令和の男が昭和38年にタイムスリップしてしまう話で、だいたい5日に1度更新されて、今は129羽目で、時代は昭和41年になっている。
この作品の主人公は45歳で亡くなった小説家梶山俊之をモデルにしているようなところが処々にみられる。
一つはエロ小説だし、一つは経済小説、一つは当時のドキュメンタリーといったところだ。主人公はカメラが趣味で、失われるであろう町の風景を良く撮っている。
梶山俊之が大酒飲みで交遊も広かったのに対して、主人公は酒を飲まないし、交友範囲はアパートの住人と編集者、近所の人たちぐらいだ。
それでも、未来から来た人間からすると高い食料品や電化製品とどう向き合っていくのかがしばしば問われるシーンが見られる。
昭和何年まで行くのか、どんな結末にするのか、大変難しそうだが、今後の楽しみにしたい。
なお、エロくないのは「小説家になろう」でエロいのは「ノクターン」で無料で読める。


WEB小説再び

2023年03月03日 04時56分23秒 | 読書

WEB小説に18禁の「ノクターンノベルス」というのがあるのを見つけて、このところよく読んでいる。
お気に入りは「小説を読もう」でも気に入っていた朝倉一二三の「昭和38年 ~令和最新型のアラフォーが混迷の昭和にタイムスリップしたら」と、灰色こうりの「異世界召喚されたけど、俺はいらないらしいので、美少女ちゃんたち引き連れて、異世界と日本で楽しく過ごします。 」の2作だ。
どちらもエロの要素よりは物語要素が強く、エロは結構無理無理入れている感じもするが、面白い。
ただ、「昭和38年」は若干時代がずれているのかなと思うことがある。昭和38年にはテレビのアニメ放送が始まっているので、子供たちの間ではその話題が出ていると思うのだが、そこらへんは触れられていない。
残念なのは、更新が遅いので読んでいて少しイライラすることだ。


中島要の「着物始末暦」全10巻を読了

2023年02月19日 20時58分33秒 | 読書

中島要の「着物始末暦」全10巻を読了した。
途中主人公は誰なんだ、という混乱はあったものの、ストーリーはよく練られていて面白かった。

ただ、着物の始末(新品同様にする、もしくは違ったものに作り替える)ができすぎていて、まあ物語だし、と何度も頭の中で納得させて読み続けた。
ライトノベルなんてもっとご都合主義だからね。

 


このところ読んでいたWEB小説

2022年09月09日 08時05分50秒 | 読書

このところ雨だったり、異常に暑かったりと外に出るのがためらわれる日々だったので、お気楽なWEB小説を読んでいた。
「小説家になろう」からは
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。 」ほのぼのる500(連載中)
アラフォー男の異世界通販生活 」朝倉一二三(完結)
異世界で目指せ発明王(笑)」朝倉一二三(完結)
などなど
「カクヨム」では
異世界に来たけど、生活魔法しか使えません」梨香(連載中)
などなど
前々から読んでいた連載物も多くて、いい暇つぶしになった。
しかし、朝倉一二三の作品は、いかにも理系という感じで、読んでいて理解できなくて挫折する人もいるのではないか。種のF1種なんぞ、聞いたこともない人がほとんどだろう。まあ、結構エッチなところもあり、面白かったけど。
実はアマゾンのkindle unlimitedで面白そうなライトノベルを読んでいると、大体が1巻までしか無料ではない。続きを読みたいが買うのももったいないなあ、と貧乏人根性丸出しで検索してみると意外にWEBで連載されていて続きが読めることがあるのだ。
全体としては「カクヨム」のほうが幼い感じの作品が多い感じがする。
あと、「カクヨム」のほうが規制が緩いのかひたすらやりまくるというような作品は「カクヨム」のほうが多いのだが、ひたすらやりまくるだけで、単調な小説が多い感じがする。
さて、そろそろ紙の本も読まなくては。



 


七つ屋志のぶの宝石匣 17

2022年08月13日 08時26分05秒 | 読書

16巻あたりから、話がややこしくなり、おまけに顔の書き分けができていないので、人物が混乱してくる。登場人物が増えていることも混乱の原因だろう。
ストーリーには直接かかわらないからいいのだが(いいのかい)、そういえばストーリーはなかなか進展が見られない。最終巻ですべてが見えてくるのだろうか。
志のぶの高校生活もあとわずかだ。大学生になっちゃうのか。


挫折「国家はなぜ衰退するのか」

2022年08月13日 07時19分23秒 | 読書

面白いかなと思って借りてきたのだが、同じような記述が延々と続いて136ページで挫折した。
テーマは世界にはなぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか?
メキシコとアメリカの国境で接する2つのノガレス、韓国と北朝鮮、ボツワナとジンバブエ――これほど近いのに発展の度合いに極端な差があるのはなぜなのか?

本書では地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもない。問題なのは政治・経済上の「制度」なのだ、と説明しているのだが、話がしつこくなおかつなかなか話が前に進まない。

きっと、この先にもっと重要なことが書かれているのだろうが、残念ながら読み続ける根気が合出ない。
あと、本の中の考察に違和感があるのも、読むのを妨げているのだろう。特に、韓国は民主的だから経済が発展したのだというような記述がしばしばみられるのだが、はたしてこの見解はどうなのだろうか。
もっとも、韓国の購買力GDPは日本を追い越しているそうなので、あながち間違いではないのかもしれないけれど、何か納得がいかないのだ。

 

 


何がなんでも新人賞獲らせます!

2022年08月13日 06時35分42秒 | 読書

図書館の本日帰ってきた本のコーナーに置いてあったので、借りてきたものだが、実用本位の本で大変参考になった。
自分はもういい年なので、この本に書いてあるような努力はできそうにないのだが、最近交流が復活した従弟が、かなりの数の小説や戯曲をあちこちに投稿して予選を通っていることから、対抗心もあり少し色気が出ていることも事実だ。
ただ、では何を書こうかとなると、過去の作品の焼き直し的なアイデアしか浮かばないのが残念だ。
自分という読者を喜ばせる作品をかけるといいのだが、こういう発想がそもそもアマチュアの発想だろう。


燈火の歴史

2022年08月08日 06時51分47秒 | 読書

科学入門名著シリーズ第6巻、旧ソビエトの作家、イリンの「燈火の歴史」。
WEB小説(題名を失念した)を読んでいて、参考文献として載っていたので面白そうだから、図書館で予約してお取り寄せしてみた。
「ファラデーのろうそくの科学」と並ぶ名著とされるが、ネットで検索してもほとんど出てこない。
本の解説にもあるとおり、科学の知識を描いているのではなく、「私たちの暮らしを便利にするためにどのような工夫をこらしてきたか、その知恵の出し方、の物語が書かれている。

web小説の作者が書いていた湯ような衝撃は残念ながら少なかった。
自分が小学生の頃は、少年少女物の旧ソビエトの作家の本がたくさん翻訳されていて、イリンのこの著作は読んだことがないが、リンゴの改良について書かれた本と、共産党の少年団「ピオネール」の少年の本が印象的だった。
前者は品種改良によってスイカほどもあるリンゴがあるという話が載っていたことしか覚えていない。後者は室内プールに入って、出た後で熱いシャワーを浴びるというシーンがあって、当時は室内プールも、熱いシャワーが設置されているプールもなかったので、ソビエトは恵まれているのかな、とまんまとプロパガンダに乗せられてしまっていた。