演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

キャラメルボックス破産

2019年06月04日 21時33分22秒 | その他
以下は帝国データバンクより。

劇団「演劇集団キャラメルボックス」を運営

 (株)ネビュラプロジェクト(TDB企業コード:984521055、資本金1000万円、東京都中野区中央5-2-1、代表加藤昌史氏)は、5月31日までに債務整理を秋山清人弁護士(東京都千代田区飯田橋4-7-11、山崎・秋山・山下法律事務所、電話03- 3230-1056)ほか2名に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1985年(昭和60年)6月に創業、91年(平成3年)2月に法人改組された劇団運営会社。「演劇集団キャラメルボックス」の運営、チケット・グッズ販売、役者マネジメントなどを手がけていた。同劇団にはかつて俳優の上川氏などが所属し、多い時で年間のステージ数は200弱を数え、総観客動員数は12万人を超え、代表作は「サンタクロースが歌ってくれた」「また逢おうと竜馬は言った」などが知られていた。1万7000名内外のサポーターズクラブ会員も抱え、2007年1月期には年売上高約9億3200万円を計上していた。


 しかし、個人消費の低迷を受け、2008年1月期の年売上高は約7億4800万円に落ち込み、最終赤字を計上、債務超過に転落していた。その後も地方公演を中心に観客動員の減少が続き採算は悪化。資金繰りがひっ迫するなか、5月31日をもって劇団の活動を休止することを発表し、動向が注目されていた。

 負債は現在調査中。

 

梶尾さんも心配していたようだが、まあ、そのうちに復活するのだろうが・・・。
観客と一緒に年を取るのではなく、若返っていかなくては劇団は存続しないのだが、なかなかそううまくはいかないものなのだ。
大体記事のほとんどが、「俳優の上川隆也さんもかつて所属」とあるが、ということは今活躍している俳優がいないということなのだ。それでは客を呼べないだろう。