演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

大森南朋のファミリーヒストリー

2022年08月16日 09時36分26秒 | NHKオンデマンド

NHKプラスで大森南朋のファミリーヒストリーを観た。
思いがけず立派な家系で、びっくりだった。
ただ、麿さんの親父さんについては、「戦艦武蔵の艦長だった」と友人から聞いていたのに、テニアン島で亡くなったということなので、ちょっとびっくりした。
麿さんはほんのわずかな期間だが、京都の舞台をお手伝いさせていただいたことがあるので、生でお会いしている。酔っぱらうとどうしようもないオヤジなのだが、たくさんの人間に慕われているということは人望があるのだろう。
顔の右側が腫れていたようだが、大丈夫なのだろうか。とりあえずはお元気そうなので、今後の活躍を期待したい。


七つ屋志のぶの宝石匣 17

2022年08月13日 08時26分05秒 | 読書

16巻あたりから、話がややこしくなり、おまけに顔の書き分けができていないので、人物が混乱してくる。登場人物が増えていることも混乱の原因だろう。
ストーリーには直接かかわらないからいいのだが(いいのかい)、そういえばストーリーはなかなか進展が見られない。最終巻ですべてが見えてくるのだろうか。
志のぶの高校生活もあとわずかだ。大学生になっちゃうのか。


挫折「国家はなぜ衰退するのか」

2022年08月13日 07時19分23秒 | 読書

面白いかなと思って借りてきたのだが、同じような記述が延々と続いて136ページで挫折した。
テーマは世界にはなぜ豊かな国と貧しい国が存在するのか?
メキシコとアメリカの国境で接する2つのノガレス、韓国と北朝鮮、ボツワナとジンバブエ――これほど近いのに発展の度合いに極端な差があるのはなぜなのか?

本書では地理でも、気候でも、文化でも、あるいは為政者の無知でもない。問題なのは政治・経済上の「制度」なのだ、と説明しているのだが、話がしつこくなおかつなかなか話が前に進まない。

きっと、この先にもっと重要なことが書かれているのだろうが、残念ながら読み続ける根気が合出ない。
あと、本の中の考察に違和感があるのも、読むのを妨げているのだろう。特に、韓国は民主的だから経済が発展したのだというような記述がしばしばみられるのだが、はたしてこの見解はどうなのだろうか。
もっとも、韓国の購買力GDPは日本を追い越しているそうなので、あながち間違いではないのかもしれないけれど、何か納得がいかないのだ。

 

 


友人の読み聞かせを聞きに行った

2022年08月13日 07時16分29秒 | 読み聞かせ

11日に岡部で友人の石村君の朗演(朗読と演劇の中間のようなもの)があったので、観に行ってきた。岡部の図書館が月に一回開催している「木曜朗読会(大人のための『お話会』)」の催しに招かれての催しだ。
客入りはよく30人の定員は9割がた埋まっていた。ただ、今回はたまたま山の日で祭日だったが、普段は平日の第2木曜日にやっているようなので、どうなのだろう。客層が年寄り主体だったので、あまり関係ないのかもしれない。
石村君が演じたのは芥川龍之介の「蜘蛛の糸」と太宰治の「裸川」。本を持たずに、少しだけ身振りを入れて演じるスタイルだが、安定して聞けてなかなか良かった。
石村君は太宰の作品は句読点がなくて、非常に読みづらく覚えにくかったということだったが、違和感は何もなかった。
太宰の「裸川」は高校生の時に、新潮文庫の「御伽草子・新釈諸国話」で読んだはずなのだが、あまりよく覚えていない。高校3年生の時に「御伽草子」に収録されている「カチカチ山」を上演してのもいい思い出だ。あの時は句読点のことは気が付かなかった。
さて、次回の木曜朗読会は9月8日だそうで、又木克昌さんの「歌・朗読・映像で楽しむロバートバーンズ」だそうだ。
又木さんとはまた懐かしい名前だが、実は本人と直接対面して話したことはない。電話でお話したことがあるだけだ。忘れなかったら行ってみよう。

 


何がなんでも新人賞獲らせます!

2022年08月13日 06時35分42秒 | 読書

図書館の本日帰ってきた本のコーナーに置いてあったので、借りてきたものだが、実用本位の本で大変参考になった。
自分はもういい年なので、この本に書いてあるような努力はできそうにないのだが、最近交流が復活した従弟が、かなりの数の小説や戯曲をあちこちに投稿して予選を通っていることから、対抗心もあり少し色気が出ていることも事実だ。
ただ、では何を書こうかとなると、過去の作品の焼き直し的なアイデアしか浮かばないのが残念だ。
自分という読者を喜ばせる作品をかけるといいのだが、こういう発想がそもそもアマチュアの発想だろう。


燈火の歴史

2022年08月08日 06時51分47秒 | 読書

科学入門名著シリーズ第6巻、旧ソビエトの作家、イリンの「燈火の歴史」。
WEB小説(題名を失念した)を読んでいて、参考文献として載っていたので面白そうだから、図書館で予約してお取り寄せしてみた。
「ファラデーのろうそくの科学」と並ぶ名著とされるが、ネットで検索してもほとんど出てこない。
本の解説にもあるとおり、科学の知識を描いているのではなく、「私たちの暮らしを便利にするためにどのような工夫をこらしてきたか、その知恵の出し方、の物語が書かれている。

web小説の作者が書いていた湯ような衝撃は残念ながら少なかった。
自分が小学生の頃は、少年少女物の旧ソビエトの作家の本がたくさん翻訳されていて、イリンのこの著作は読んだことがないが、リンゴの改良について書かれた本と、共産党の少年団「ピオネール」の少年の本が印象的だった。
前者は品種改良によってスイカほどもあるリンゴがあるという話が載っていたことしか覚えていない。後者は室内プールに入って、出た後で熱いシャワーを浴びるというシーンがあって、当時は室内プールも、熱いシャワーが設置されているプールもなかったので、ソビエトは恵まれているのかな、とまんまとプロパガンダに乗せられてしまっていた。



ガリレオ第7話予知る

2022年08月08日 06時16分52秒 | GYAO

第1シーズンを見過ごした「ガリレオシリーズ」をGYAOが無料配信しているので、更新されるたびに楽しみに観ている。
第7話は深田恭子が出るというので、観る前から楽しみだった。深田恭子は何をやっても深田恭子なのだが、「誰にもまねできない深田恭子」を深田恭子が演じるので、どんな深田恭子が出てくるのか、毎回ワクワクするのだ。
これは広瀬すずも似ていて、何をやっても広瀬すずなのだが、毎回少しだけ違う広瀬すずが観られるのが楽しい。
さて、ガリレオに戻ると、ネタばらししてしまうと、高圧を与えることで粘性が変化する流体を使ったトリックで、最初にトリックを実験したときに、電圧に耐え切れなくてブレーカーが落ちたので、契約電力を変更した、という話になっていた。
しかし、契約電力を変更したところで、コンセントは通常15Aまでしか使えず、メインのブレーカーが落ちる前にこのコンセントのブレーカーが落ちてしまうのだ。
つまり、トリックに使える容量を大きくするには、コンセントそのものの形状を変更し、子ブレーカーの容量を大きくする必要があるのだ。
エアコンで考えると分かると思うが、エアコンは電力を多く使うので、形状の違う専用コンセントを使っていることがよくある。普通のコンセントは小規模なエアコンにしか使えないのだ。
というわけで、第7話はトリックとしてはすごく基本的なところで破綻している。残念。


江戸美人捕物帳 入舟長屋のおみわ

2022年08月07日 08時37分12秒 | 読書

山本巧次の時代物捕物帳だ。
大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」とは異なり、タイムトラベルしたりはしないのだが、推理がご都合主義な割に、しっかりしていて、気楽に読める。人物設定も変に謎めかしていないので、気楽に読める一因だろう。
「開化鐡道探偵」は妙に暗くしつこくて、2巻目の「第102号列車の謎」は途中放棄してしまった。筆者の鉄道愛が重すぎるのだろう。
なぜかこのシリーズは図書館に置いてなかったので、古本屋で買ってきた。

第1巻のあらすじは以下の通り。
北森下町にある長屋の大家の娘・お美羽は容姿端麗でしっかり者だが、勝ち気すぎる性格もあって二十一歳で独り身。父親に代わり、店賃を取り立てて、住人の世話をしている。ある日、小間物屋の悪い噂を耳にした。白黒つけなければ気がすまないお美羽は、密かに恋心を寄せる浪人の山際と手を組み、真相を探っていくが(AMAZONのあらすじより)

3巻までと思っていたら、4巻が出たようだ。新刊で買おうかどうしようか迷う。気楽に読める作品なのだが…。

 




よっつ屋根の下 大崎梢

2022年08月07日 07時20分13秒 | 読書

お尻が痛いので皮膚科へ行ったら、待合室がすいている。「ラッキー」と喜んだのだが、実は前に30人いてコロナ対策のため、待合室の人数を制限しているという。
スマホのアプリでqrコードを読むと、あと何人なのかが分かるので、5人になったら戻ってきてほしいとのことだった。


比較的近くに図書館があるので、本を探して待つことにした。
そこでたまたま手に取った本が「よっつ屋根の下に」だった。
物語は銚子に父親と引っ越してきた少年の話から始まる。その父親がなぜ調子に引っ越すことになったのか、母親と妹はなぜ来ていないのか、が分かるのが最初の「海に吠える」だ。

次の「青い花」は父親と母親がどのようにして出会い、結婚したのか。
「川と小石」は母親がなぜ父と結婚する気になったのか、なぜ夫の赴任先へついていかなかったのか。彼女の父親の秘密とともに明らかになっていく。
「寄り道タペストリー」は妹が高校生になって、友人のちょっとした不良行為から、父親のしたことについて考える、という話になっている。
最後の「ひとつ空の下」では、家族がお互いを理解したうえで、それぞれの屋根を持つことが描かれている。
なかなか描かれている心理が面白く文芸作品かなと思って、奥付を見たら掲載誌は「小説宝石」だった。
また、ネットで検索したら、推理小説家だということだ。あさのあつこに似ている感じがあるのかもしれない。お勧めです。


ガリレオ

2022年08月05日 16時04分10秒 | DVD

GYAOで2007年の「ガリレオ」シリーズを配信しているので、6作目まで観た。
全く記憶にないので、たぶん過去に観たのはシーズン2の方だろう。
主演の福山雅治はもちろんいいが、相方の柴崎コウが可愛く何とも言えない。
しかし、今から見るとセットや役者にずいぶんとお金がかかっている。
まだ、あの頃はドラマにお金をかけられたのだろうか。