佐伯泰英
「柳に風」
「らくだ」
「船参宮」
東野圭吾
「虚像の道化師」
福田和也
「山本周五郎で生きる悦びを知る」
読んだ中では東野圭吾「虚像の道化師」が今までのガリレオ物の中では一番面白かった。人間の心理が良く描かれているのと、トリックが二重三重になっているのだ。
福田和也「山本周五郎で生きる悦びを知る」は、中学、高校生時代に山本周五郎の作品が好きで、よく読んでいたのを思い出した。改めて、評論的なもので断片を読むと、登場人物の会話が普通の小説と異なり、理詰めの会話が多いことに気が付いた。
もう一度山本周五郎を読み直したくなった。
それよりも驚いたのが、山本周五郎の没年だ。63歳、同い年ではないか。