会社を辞めて資料を家に持って帰ったら手狭になりました。
そこで、スキャナーでノート整理をすることに。
最近は脚本を書いていないし
ワープロを使うのでノートは増えないけれど
昔の台本やアイディアノートが結構あります。
家庭用の鈍いスキャナーでは時間がかかりますが
ああ、こんなことも書いていたのだ、などと確認できますので
感慨深いものがあります。
「どぶ板を踏み抜いた天使}の別バージョンは
妙に理屈っぽくて笑ってしまいました。
あと、5行でラストだったのに
ここで面白くなくなって書き直しています。
書き直し前が72ページ。
書き直しは51ページでスリムになっています。
では、面白かったのか面白くなかったのかといえば
第一部は体の疲れからか幕開きからあくびが止まらず
前半は展開のテンポがなかったから半分退屈しながらも、
後半は結構感情移入できて楽しめました。
子供の話になると身につまされるみたいです。
第二部は楽しめそうになると
妙なギャグが。
あと、悩み多き人たちのわりに
背景が読めませんでした。
と、ここまではいわゆる素人の批評にちかいので、さらに技術的な面を。
舞台が張り出しで
本来のステージに客席を作った結果
表情が見えない状態で台詞を喋るシーンが多くなりました。
一部は私たちが観ているほうを中心に
二部はステージ側の客に顔を向けて演じることが多くなるように
演出されていたようです。
表情が見えないと
意味や感情がうまく伝わらないことがままあるのです。
わざと背を向けて演技をするのと背を向けざるおえないのとでは
意味合いが違ってきます。
だから、台詞の意味が聞き取れなかったのだと思います。
(感情については説明がややこしくなるので、簡単な部分だけあとに書きます)
まあ、昔某女優さんに自分の作品のビデオを観てもらったところ
「なぜみんな正面を見て喋るのか。気持ち悪い」といわれたここがあるので
どっちもどっちなんでしょうけど。
**業務連絡**
前髪はもう少し切るか上げたほうが
表情が見えてよかったのでは。
前々から気づいていましたが
私は転換がまずいと、極端に点が辛くなるようです。
なぜなら、客が飽きるからです。
そういう意味では
今回の公演は転換や舞台の使い方が工夫されていて
不満はありませんでした。
照明もシンプルで、中央サスのFQのB-4がきれいでした。
床下に仕込んであったのはムービングヘッドだろうか?
脚本については1部の「月になれない女たち」のほうは構成がシンプルで、
「かぐや姫」が下敷きが明確な分分かりやすく、
台詞も聞き取りやすかったのですが
2部の「月にあこがれる男たち」は1部を1時間半観たあとで、
こっちの神経も疲れているときだったせいか
分かりにくいストーリーでした。
(というよりも観客に四方を囲まれるリングのような舞台のため
今話が展開している喫茶店がどういう間取りなのか、
分からないことのほうが大きかったかな)
一部聞き取りづらい台詞もあって、
心疲れた男性はともかく、
この女性たちはどういう存在なんだろうと
なぞの部分がたくさん残りました。
ちゃんと聞き取れていたらなぞはないのかな?
ただ、3時間は長かった。
「ルナティック」
2/19 17時半開場 18時開演
2/20 10時開場 10時半開演/14時開場 14時半開演
菊川文化会館アエラ小ホール
ミュージカルシアターStage21公式サイト
http://music.geocities.jp/stage21_kikugawa/index2.html
私が観たのは14時半開演のやつです。
家を出たのが9時20分過ぎ。
昨日、町内会の組長の引継ぎがあって、結構飲んでしまいました。
何年ぶりの組長かな。
途中長田図書館に寄って和田はつ子の文庫を3冊借りました。
それから、丸子川沿いに走り前回は咲いていなかった紅梅を愛でます。
一号線に出て、差し入れようにうわさの鯛焼きを購入。
日本で2番目に大きい500円の鯛焼きです。
なにせ、祝公演ですから尾頭付きがいいような気がしたのです。
ただ写真は、撮り忘れ。
宇津ノ谷トンネルの手前の道の駅の下を通ると
見上げたところになんだか見た顔が。
三振王さんでした。
三振王さんも鯛焼きを買ってここで食べたとのことでした。
200円のだったか聞き忘れました。
朝比奈川を巡って、富厚里峠を越えて富士まで帰るとのことです。
三振王さんは大正トンネルを通るというのですが
私は先を急ぐので昭和トンネルを使うので
ここでお別れすることにしました。
会場に着いたのは開場10分前。
それから3時間舞台を観て、
菊川駅まで走り
18時3分の電車で東静岡まで。
東静岡から自走して家に着いたのは7時半でした。
久しぶりの長距離だったので
少し疲れました。
2/19 17時半開場 18時開演
2/20 10時開場 10時半開演/14時開場 14時半開演
菊川文化会館アエラ小ホール
ミュージカルシアターSTAGE21 公式サイト
http://music.geocities.jp/stage21_kikugawa/index2.html
ミュージカルシアターStage21♪:公式ブログ
http://stage21.hamazo.tv/d2011-02.html
リンカーン・ライムとサックスのシリーズ、第5作目。
いやあ、面白かった。
元々手品は嫌いではなく、知り合いに手品の本を書いているやつまでいるくらい。
あ、関係ないか。
次々と演目にあわせて繰り広げられる物語の展開の仕方
昔読んだ「シブミ」の囲碁の手に合わせて
物語が展開するのと似ている。
ライムの相棒のサックスよりも手品師見習いのカーラのほうが魅力的に描かれている。
身長150cm。サックスとは20cm以上差があるのか。
登場人物が魅力的なことではシリーズ一番ではないだろうか。
ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズ4作目。
このところ、このシリーズにはまっている。
この作品では、中国人が殺人犯となっているが
若干強引だなという展開がいくつか見られる。
それでも、ぐいぐい読ませる作者の力はすごい。
一番、好きだったのは途中で殺されてしまう
中国の捜査官だろうか。
いつも図書館にこの本だけが残っているところをみると
やはり、面白さが他の作品と比べていまいちなんだろう。
あと、この表紙が孫悟空って分かる人いるのかな?
拓殖大学教授の呉善花(オソンファ)さんの新書。
相変わらず日本を持ち上げてくれるのだが、この本が出版されたあとで
日本は大ピンチになっている。
ただ、彼女の言いたい「日本人は正義か悪かではなく、美しいか美しくないかが基準だ」というのは
実によく分かる。
在日外人に読んでもらいたい一冊だろう。
水墨画の世界が描き出されるが
それでもまだ、きみの美しさを
表わせる力はない
太陽の心を秘めた
アルテミス
月の女神が
恋をすれば
月は中心に太陽の力を秘める
僕たちは
手のひらにすくい取った
水面に写る君の色を見るだけだ。