宮木あや子の2009年の作品です。
あらすじは光文社公式ページより。
恋だ! 仕事だ! 婚活だ! 彼氏いない歴二年の鑓水。年上社長と同棲中の朝日。遠距離恋愛に焦る壷井。DV男にハマる桶川。果てなき不倫に溺れる横山。彼女たちは悩めるアラサー女子「野良女」。今宵もお酒片手にあけすけなガールズトークに花咲かす。飲んで笑って、ちょっぴり泣いて――。アラサー女子のおかしくも切ない日々を軽快に描く連作小説。
女子というのは、あけすけに自分の性体験を話すものなのでしょうか。そういえば、大学時代の同級生女子が、友達の初体験を事細かに教えてくれたことがありましたが、通常男子は一部を除いて、あけすけには言いません。
一部はかなり具体的に、「2Pだと思わないで行ってみたら、2pになっちゃって、気持ちよかったもんだから、片方に中出ししたら怒られて・・・」というふうに、相手が誰かまで教えてくれることがありますが、普通はあまりそういうのはあけすけに言わないと思います。
こんな女子が当たり前の世の中だから、男子が草食化しているのかもしれません。口で勝てるわけがなし、ちょっと手を出せばDVと言われるし、(桶川さんのようにDV大好きというのもいるみたいですけど)男子受難の時代でしょう。
特に、勉強ばかりやっている男子は疎まれる傾向があるようですし、誰かが言っていたように「そのうち顔がよくて頭が空っぽな男子ばかりになる」かもしれません。
女子が読むには、共感するところも多いでしょうからお勧めですが、男子が読むとげんなりするかもしれません。実際の世の中の女子は、もう少し猫をかぶってくれていますので悲観することもないのですが。