プライムビデオで視聴。 c級映画なんだろうけど、なかなか面白かった。 ネットで見ると、ネタバレの感想が山ほどあり、なんだかんだ言って気に入っている人が多いのだろう。 あらすじなどはこちらへ。
特に気に入ったのは長女・想乃役の伊藤沙莉だ。おちゃらけた雰囲気の映画で、比較的シリアスな演技と役どころが映画を締めていたように思う。
さかなクンをのんがやるのは、なんか違うような気もしたが、見終わると彼女以外だとできないかな、と妙に納得した。
焼津文化会館で映画「お陰様で」を鑑賞。しかし、この日は台風15号の翌日で、自分の家が何ともなかったので、この時は知らなかったが、かなりの被害が出ていたのだ。
そんな中、車で焼津まで行くことにしたのだが、普段30分でつくのに、東名も新東名も通行止めということで、結局たどり着くのに2時間かかってしまい、開演ぎりぎりだった。
台風のため増水した川。
道路は冠水して、通れなくなってしまった。
たどり着いた会場は、ほぼ満席で、台風の影響は感じられなかった。ただ、観客が老人ばかりだった。
【映画概要】
1935年、23歳のシスター・パスカル・オサリヴァンは、生涯を日本での活動に捧げるつもりで母国アイルランドからやってきた。98歳の時に思いがけず帰国することになったが、彼女の75年間に及ぶ日本での生活はジェームズ・クリードン監督によって記録され、映画として日の目を浴びることとなった。タイトルは、「お蔭様で」という日本語と「人は互いの影の中で生きる」というアイルランドのことわざとの間に共通する精神性をクリードン監督が見出したことに由来する。感動のノンフィクション。
映画は老人ホームにいるパスカルおばあちゃんへの淡々としたインタビューで構成されているのだが、時折混じる日本での授業風景や、パーティの様子など、見ているうちに引き込まれていく。
休憩時間にドリンクを飲もうと自販機を探したが、入り口の左側を探しに行って見つからず、あきらめたら、すぐ右側にあった。
ここでレモンソーダを購入したのだが、蓋が固くて開かない。何度試みてもダメで、あきらめて持ち帰ることにした。
続けてアレキザンダー・加藤ウィラスのピアノコンサートがあったのだが、ジブリの映画の中に出てくる曲と似ているなと映画を見ているときから思っていたので、そんな感想しか生まれなかった。
この映画鑑賞には往復はがきで申し込まなければならないのだが、郵便局の手違いで、主催者側ではなく返信が消印を押されて戻ってきたので、郵便局とすったもんだして、やっと鑑賞券が届いたという観に行く前からいわくつきの催しだっただけに、見ごたえがあってよかった。
夢町座で「星屑の町」を観てきた。
寒の戻りで、手袋をし、ウィンドブレーカーを着なければならないほど寒かったが、桜はほぼ満開だ。
「星屑の町」はもともと舞台なので、映画の時間の流れだと、雨に濡れるブランコ菜などの情景描写が邪魔に感じられる。
また、さすがにみんな年を取りすぎていて、映画のアップにすると少しつらい。
それでも、のんはなかなか素敵で、いい感じだった。
ストーリー的には、実の父を探すためにコーラスグループへ加入し痛がったはずだったのに、いつの間にかその話はどこかへ消えていたのが謎だった。
戸田恵子は歌も演技もうまくて、安心してみていられる。
ストーリーは伏線が多く仕掛けられているし、二転三転して楽しめるものだったが、娯楽性が強すぎて夢町座のいいつもの上映作品と比較すると軽すぎたかもしれない。
座席20席のミニシアター。
歌う時ののんが色っぽかった。
柄本明はタイトルクレジットを観るまで、どの役か分からなかった。
「星屑の町」を夢町座で上映するらしい。
実は、私はのんのファンなので、ぜひ観に行こうと思っている。
キャストは豪華だし、料金も1000円と安い。
大島渚の映画「少年」を観たのは高校生の時だったが、「この映画は面白いのだろうか?」と思ってしまった。そんなに評価を受けるような映画だとは思えなかったからだ。
この「新宿泥棒日記」も、映画が発表された当時に観たなら、別の感想を持ったかもしれないが、当時でも「なんだこりゃ」と思ったかもしれない。
ただ、唐十郎と状況劇場の面々は当時の雰囲気をよく表していて、横尾忠則が状況劇場のテントの中で由比正雪を演じるシーンなどは、当時の状況劇場の芝居の雰囲気を知るいい資料だ。
ただ、唐十郎、李礼仙、藤原マキ、大久保鷹は分かるのだが、麿赤児、不破万作、四谷シモンがよく分からなかった。
まあ、当時は裸を出せば、それなりに評価されたのかもしれないが、今観るとなんだかなあ、という映画だった。
ウィキペディアからあらすじ
最愛の妻ソーニャを亡くしたばかりの59歳の男オーヴェは、口うるさい偏屈な老人として近所から煙たがられている存在である。ある日、43年勤め続けた鉄道会社をクビになったオーヴェは、生きる希望を失い、首をつって死のうとするが、向かいに越してきたイラン人女性パルヴァネとその家族の騒々しさに自殺を邪魔をされてしまう。以降も、陽気な彼女の遠慮のない言動に何度も自殺を邪魔されたオーヴェは彼女の存在を疎ましく思うが、彼女とその家族と接するうちに徐々に心境に変化が生まれてくる。その一方で、オーヴェは幼い日の亡き父との慎ましくも穏やかだった生活や若き日のソーニャとの運命的な出会い、彼女との幸せな日々、そして2人に起きた悲劇を思い出す。
主人公が59歳というのが理解できていなくて、もう定年退職した人だとばかり思っていたのに、いきなり仕事を首になる場面があって、びっくりした。
スウェーデンは大量の難民と移民を受け入れてきた国だが、この映画にもイランからの移民が描かれている。彼女はスウェーデン語を話し、この国の風習に合わせてヒジャブも被ったいない。だからか、スウェーデンで問題となっている移民との関係が、比較的良好に描かれているのは、こうあるべきだと意図されているのかもしれない。
映画の後半から徐々にコメディらしくなっていくコメディらしいのだが、ユーモアの感覚が違うせいか素直に笑えない部分も多い。
「大阪物語」の美少女ぶりが印象的だった池脇千鶴だが、この作品では体を売る夜の女を演じていて、それも、ちょっとでぶでぶした女で、顔はきれいなのに誰なのだろうと思って観ていたのだが、あとで調べて池脇千鶴だと知った。
弟役の菅田将暉の派手な演技が目立つので、他の役者の影が薄く感じられた。
大城千夏(池脇千鶴)が支える一家が、なんとも暗く、原作者の精神世界が心配になったのだが、案の定41歳で自殺しているとのことだ。
と、あまりいい印象がないような書き方をしているが、観ておいて損はない作品かもしれない。どんなにボロボロになっても、この作品の彼女と比べたら、頑張って生きていける気がするようになると思う。
佐藤泰志の小説を映画化したもの。オダギリジョーが主演で、相手役が蒼井優。
職業訓練校で失業保険をもらいながら、うだうだと暮らしている男が、たまたま誘われたキャバクラで知り合った女とだんだん仲良くなるが、離婚した妻ともまだつながりがあるという話だ。
蒼井優の演じるさとしという女が、よく分からない。キャバクラで働きながら、動物園でもバイトをしている女なのだが、行動が衝動的で、現実にこういう女がいたら迷惑このうえないだろう。まあ、だから、ダメ男の白岩(オダギリジョー)と付き合えるのかもしれない。
オダギリジョーは「深夜食堂」でコミカルな役も演じるようになり、この映画でもひょうひょうとしたダメ男をうまく演じていた。
蒼井優は、こういう演技を期待されたのだろう。すこし、無理しているところが感じられた。この映画が初ヌードだそうだが、そのシーンが記憶に残っていないのはなぜだ。