やっと「寒中見舞い」を書き終えた。「寒い冬です」「寒い冬です」と書いていたら嫌になってきて、ナナを連れて春探しにでた。ミューの回りの緑を探すと、隣の麦畑のひょろひょろした麦苗、庭のユキノシタ、万年青、ヒメオドリコソウ、クリスマスローズ、ハコベ、オオイヌノフグリなど寒さに耐え抜いている姿があった。春にたくさんの花をつけるコブシの木があるお気に入りの散歩道に行くと、八ケ岳、南アルプスが良く見えた。見晴らしの丘の枯草に腰をおろして、胸いっぱいに深呼吸をするとかすかにかすかに春の香りがした。今朝の新聞のコラムに『「探梅」という言葉がある。春を告げる梅の花を探すというので、冬の季語になっている。いかにも春の訪れを待ちきれず、いち早くその兆しを見つけようという人の心の弾みが伝わってくる。・・・・・・・・』とあって人の思いは同じなんだと思った。.