出会いがあれば別れがあるのも当然のことなのだが、なんとも残念でならない。一昨年からお米と野菜をもらっていた一粒農場の野澤康夫さんが1月に亡くなっていた。2月はじめにお連れあいの真由美さんから「一粒農場休業のお知らせ」というお手紙を頂いて初めて知った。9月頃だったか胃癌の手術をされたと聞いていたが、12月にお目にかかった時、体力が回復しないと言われたが、まさかこんなに早く逝ってしまわれるとは思ってもみなかった。ミューで初めてのイベントをした時、チラシを見てきてくださったただ一人の人が真由美さんで、その時のご縁で野菜とお米をもらうことになった。今食べているお米も野澤さんので、作った人はもういないのにこのお米はある。不思議な感情にとらわれる。
真由美さんからの手紙に「康夫の好きだった冬の甲斐駒ケ岳」と書いて写真がつけてあった。今ごろ康夫さんは千の風になって、甲斐駒ケ岳のある南アルプスあたりを飛んでいるんだろう。