貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

野ざらし紀行旅程と『古希からのより道~とうかいどう~』小冊子

2016-11-19 09:15:40 | 日記

野ざらし紀行旅程のメモとともに・・・・。

 開始は、貞享(1684)元年8月 江戸深川草庵を。

『千里に旅立ちて、路粮をつゝまず、・・・・、風の聲そゞろ寒氣也」
 
で始まった『 野ざらし紀行 』、

『卯月の末、庵に歸りて旅のつかれをはらすほどに、

 夏衣いまだ虱をとりつくさず   』
 
で終わる。

 貞享(1685)年4月下旬 江戸草庵に帰着する間。


紀行旅程メモ

 貞享元年 (1684)
 (   8月 中旬       江戸を出立。
  
   8月20日過ぎ     小夜中山を越える。

   8月30日       伊勢外宮に参詣。

   9月 8日       郷里の伊賀上野に到着。大和の竹内村に千里を訪問。吉野山に登る。

   9月下旬        今須・山中を経て大垣に出て、木因亭に宿泊。

  10月          伊勢の多度権現、桑名本統寺を経て、熱田に至る。

  10月下旬        名古屋に赴く。後、再び熱田に戻る。

  12月25日       伊賀上野に帰り、越年。

 貞享2年 (1685)

2月          伊賀より奈良に出て、二月堂の行事を拝す。

   2月下旬        京都鳴滝の三井秋風の山荘に遊ぶ。

   3月上旬        伏見西岸寺に任口上人を訪問。

   3月中旬        水口の駅で土芳に逢い、数日滞在。後、名古屋に向かい熱田の桐葉亭に至る。

   4月 4日       鳴海の下郷知足を訪問。

   4月 5日       熱田に戻る。

   4月 9日       再び鳴海に赴く。

   4月10日       鳴海を出発。江戸に向かう。

   4月下旬        木曽・甲斐を経て江戸に帰着。

                           (参照 『芭蕉紀行文集』中村俊定校注)

拙くも、 私の紀行小冊子 です。