貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

花にも祈り、念仏

2019-08-14 08:50:54 | 日記

花にも祈り、念仏

令和元年8月14日

 今朝も静岡市。

 

 光鏡院は、今川陸奥守一秀の

菩提寺で、長亨2年(1488)

僧・慧雲が開山した曹洞宗の寺

ある。

 山門は仁王門。

 文明8年(1476)今川六代当主

義忠が不慮の死をとげ、今川一族

の間で竜王丸(今川氏親)派と

小鹿範満派に分れて争いが起ると、

一秀は竜王丸を補佐するため

遠江から瀬名に移り住み、瀬名氏

と改名。

 以来、一秀は瀬名一族の祖となる。

 通称「瀬名館」といわれる字

大屋敷は、瀬名集落のほぼ中央に

あって、瀬名一秀を祖として氏貞、

氏俊、氏詮四代の居館跡であった

ことが「今川記」に記されている。

 遺構は認められないが、今川直系

を補佐する一族として瀬名氏の勢力

は大きかったよう。

 参拝!


 

 光鏡院をはさんで、二代今川

氏貞の菩提寺である「松寿院」や

三代今川氏俊婦人の菩提寺である

「竜泉院」の一帯は、瀬名一族発祥

の地であるので、今川一族研究の

うえからも、きわめて意義深い

土地柄である。

 石段途中右に、芭蕉句碑と

もう一つ句碑の2基がある。

 芭蕉の句は、

「世にさかる 花にも念仏 

     申しけり」

 

 仁王門の境内側にも四天王の

うちの増長天等?

 そして、境内には

二体の掃除小僧も。