川止めに遭う盲目の娘深雪(朝顔)さん
令和元年8月29日
寝過ごす朝、やっぱりすっきり
するのに時間がかかる。
川留めの心境に近い?
浄瑠璃でおなじみの
「朝顔日記」。
恋する人を慕って流浪する
盲目の娘深雪(朝顔)が大井川
のほとりで川留の悲運に泣く
が、その時、奇跡的に目が治る
というくだりがある。
その時初めて目に映ったのが
大きな一本の松。
このことから地元では、
大井川畔の巨松を「朝顔の松」と
名づける。
公園の中にある。
傍に、巌谷小波の句碑もある。
「瓜音は 松に聞けとや
春の風」 。
あの瞽女「深雪」の爪弾く三味の
調べは、この老松に聞いてくれ、
と云うように松は春風に吹かれ
ていることよの意。