貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

川止めに遭う盲目の娘深雪(朝顔)さん

2019-08-29 09:36:01 | 日記

川止めに遭う盲目の娘深雪(朝顔)さん

令和元年8月29日

 寝過ごす朝、やっぱりすっきり

するのに時間がかかる。

 川留めの心境に近い?

 浄瑠璃でおなじみの

「朝顔日記」。

 恋する人を慕って流浪する

盲目の娘深雪(朝顔)が大井川

のほとりで川留の悲運に泣く

が、その時、奇跡的に目が治る

というくだりがある。

 その時初めて目に映ったのが

大きな一本の松。

 このことから地元では、

大井川畔の巨松を「朝顔の松」と

名づける。

 公園の中にある。

 傍に、巌谷小波の句碑もある。

「瓜音は 松に聞けとや 

      春の風」

 あの瞽女「深雪」の爪弾く三味の

調べは、この老松に聞いてくれ、

と云うように松は春風に吹かれ

ていることよの意。