令和3年10月24日(日)
旅寐して
みしやうき世の
煤はらひ
この煤払いの習慣は、私が生誕地を離れる
この煤払いの習慣は、私が生誕地を離れる
十八歳まで、田舎では風習になっており、
近隣で一緒の日にやっていたような記憶が
残っている。
日本手ぬぐいでマスク代わりにして、
やっていた。
煙突掃除もいっしょだったなあ。
さて、俳諧師の日常を簡潔な一句に
さて、俳諧師の日常を簡潔な一句に
まとめた世間離れの秀句を、本日も。
旅の具多きは道さはりなりと、
物みな払い捨てたれども、
夜の料にと紙子ひとつ、合羽やうの物、
硯、筆、紙、薬など、昼餉なんど
物に包みてうしろに背負ひたれば、
いとど臑(すね)よわく力なき身の、
あとざまにひかふるやうにて
道なほ進まず、ただものうきこと
のみ多し。
そして、次の句へ。
そして、次の句へ。
次回に!